ハヤテのごとく!293話「chAngE」感想 深い……
なんかこれでエントリー打ち止めの様な気もしてきた(笑)
そういえば公式に投票してない。後で行こう。
今週の話ですが……
なんか、深いよ。方向性がこの漫画に合っているかはわかんないけど深い。
ああ、別に方向性なんてないからいいのか(笑)。
仮想今週の一コマ
コマというかなんというかもう4段ぶち抜きでなにやってるんですか!
女装ハヤテって人気有るんだろうな……
ポイント
フィギュア
なんともなんとも……。いやぁなんとも……。確かに愛は詰まっているでしょうね。
着ぐるみ
ルカ、だよねぇ。どういうキャラなのかわからん!
売れるとうれしい
そういう立場には立ったことがないのですけど、きっとめちゃめちゃうれしいんだろうなぁ。俺が作ったシステムを文句言いながらも使ってくれているのを見たりするとうれしいもんなぁ。それと似ている感覚なのかなぁ。
コスプレ大会
執事も大変。サキさんは決してコスプレではないというのがなんとも。
夜空
池袋に特攻してきたのか。狙いはアパートではなくハヤテなのか。
まとめ
上ではどうもうまいこと書けなかったことが今週のメインになるんだろうなぁ。
つまりは、「畑健二郎的オタク論」あるいは「畑健二郎的漫画論」。
というのは置いておいてそのほかの話から先に。
この先の展開ですが、おそらくはなんか大変なことになったあげくにハヤテが女装したまま大活躍してしまい恥ずかしい思いをすることになるのではないかと。ヒナ祭り祭りとはちょいと方向性が違うな。あの時は(最後にはなし崩し的に解決したけれど)自分自身の目的がはっきりしていた。今回はたぶん完全巻き込まれ型。しかもトラブルメーカーの虎鉄までいるからねぇ。話がややこしくなるんじゃないかな。
その中でルカや、さらには薫先生が何らかの役割を果たすことになるのかなぁ。あとビデオ屋ご一行もか。わかんねぇなぁ。
と全くまとまらなかったところで本題。
同じオタクマインドを持っていても対象も方向性も違うから納得できるってものでもないし議論をすれば結論が出るってものでもなくおそらくは議論をすること自体が楽しいだけになってしまうと思うんですよね、こういう話は。意識を共有できる部分もあれば違う部分もある。それが当たり前だと思いますね。
おそらくは、オタクと言われる人たちが、「自分だけの」「自分が見つけた」良いもの、面白いもの、を見つけ出そうとしているというところには共感しました。「こんなの俺以外の誰も面白いと思わないかも知れないけど俺には面白い!」ってものを見つけられたらとても幸せな気分になれます。別に漫画とかに限った話ではなくてね。たとえば、俺の場合なら「道」とかね。普通なら何の変哲もない道に面白さを見つけて、その面白さを訥々と語りたくなるみたいなことって良くありますからね。
そして、その、自分が見つけた面白さに他人が共感して欲しいという思いもあります。これが不思議な心理なんですが、俺の場合はそれが「自分のだけのものにしたい」という心理と共存しているんですよねぇ。共感は得たいけれど独り占めもしたい。何とも不思議な心理です。
とにかく、同人誌即売会に購買者として参加する人の心理が初めて少しわかったような気がします。売る方の気持ちはちょっとわかったんですけれどね、買う方の気持ちが実はよくわかってなかった(笑)。
もう一つ深い話がありましたねぇ。漫画論的なもの。
熱い魂とやらがこもっていると…本は買ってもらえるのか…?
それが現実、なんですかね?商業ベースに乗っている漫画だったら当然理解できますが、同人誌でもそうなんですかね?そもそも目指すところが違っているんですかね?でも商業ベースで漫画を描いていきたいと思っているのならやっぱりこの問いには答えなければならないんですかね?
これは、畑健二郎さん自身が他の人にされた、さらには何度も自問自答した問いかけじゃないかなぁ。そして、今現在もまたこの問いかけを受けている漫画家を目指している人がいるんじゃないかなぁ。
それなりに長い感想を書いておいて言うのも何ですが、感想書きづらいことこの上ないですね。とにかく未だ柱が見えない。『ハヤテのごとく!』全体の柱が見えないのはもちろんですが、今やっている同人誌即売会編の柱も見えてこないです。現実ってこんなもんなんですよねぇ。登場人物のみんながみんな一つの目的に向かっていることなんてめったにない。みんながみんな違う思惑で生きている。同じ事件に巻き込まれても指揮官がいないとめいめいがよかれと思って別々の目的に向かって別々の行動をしてしまう……。
畑健二郎さんはこの漫画の中で現実を模倣しようとしているんですよね。それが当初考えていたことなのか、偶然たまたまそうなったのかはわからないですが……。
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