『神のみぞ知るセカイ』FLAG121「キャストオフ」感想 女神の条件2

話としての面白さとは関係ないんだけれどちと設定的には無理があるかなぁと(笑)
面白ければいいんですけれどね。




無理があると感じた理由は、女神候補が桂馬の周りに「既に存在していた」ってところですね。逆ならわかるんですよ。駆け魂が女の子に取り付くときに、女神の意志みたいなものが微妙に反映されて桂馬の側にいる女の子に取り付くっていう理由があればね。もしかしたらそういう理由も用意されているかも知れませんがね。小学校の時の事件がきっかけになっているわけだから時系列的にはあり得る話。
桂馬の仮説だと、女神がどこにいるかを知っている人物というか悪魔がいて、その女神をあぶり出すために自分がアサインされたってことになりますが、だとすると桂馬が女神を捜すって言う手順自体が二度手間になっているようにも思えます。だってもうわかっている人がいるんだから。


とはいえ、この展開が嫌いとか許せないとか言うことではない、むしろ王道だと思います。物語って言うのは多かれ少なかれこういう設定がありますから。むしろこういうのがないと読みづらくてたまらない。いや、特定の別の漫画を揶揄しているわけではないですよ(笑)。最初に書いたけれど今の展開は話自体が面白いですしね。
それに桂馬の仮説が正しいのかどうかすらまだわかっていないわけですから。


メインのストーリーはそんな感じですが、その脇で進む話も面白いですね。アイドルかのんちゃんにはこのイベントが終わった後、アイドル体験学習中のエルシィのせいで変な属性がつくことは確実でしょう(笑)。
エルシィはたぶんアニメで人気が出ていると思うので、原作でこういう展開はファンも望んでいるんじゃないでしょうか?レギュラーが保証されている数少ない女の子キャラですから。
桂馬とハクアのラブコメ展開もラブコメっぽくない感じで続いています。お隣にいる女神が、女神なのに悪魔相手に逆上して引っかき回すみたいなことになったりするのかなぁ。