アニメ『神のみぞ知るセカイ』9話感想

話数合っているかな?


サブタイトルが新井素子なシリーズ。そして、図書館が舞台のシリーズ。原作の連載時にはそのことに気づいていなかったけれど、今こうやってアニメになったのを見るといろいろと思うところがありますねぇ。




中学までは「図書室」と言われていて、高校から「図書館」になりました。図書館とは言っても公立高校の図書館ですから。比較的充実していたのかも知れないけれど、漫画やアニメで見るような立派な図書館ではありませんでした。
なにがきっかけだったのかは覚えていないですが、高校2年くらいから、俺は図書館に入り浸るようになりました。なんとなく本を借りて読んで、返してまた借りて読んで……。そうこうするうちに貸し出し手続きをすっかり覚えてしまい、自分で勝手に手続きして借りるようになり……。闇図書委員、通称闇図書と言われていた人たちの仲間入りをしました。
図書委員会では毎年、たしか2回かな?機関誌を出していました。課題とかではなく、初めて自分の意志で書いた、他人が読むことを前提とした文章はそこに応募したものです。おぼろげな記憶ではありますが最初はボツになったような……。1回か2回は掲載してもらえたと思うのですが、なにぶんとても昔の話なので全てが霧の中……。
Wikipediaにも項目が起こされている機関誌なのですが、この記事を書いた人は間違いなく関係者ですな。関係者以外の目に触れることはない機関誌です。現役高校生の発表の場になっているので、そこに投稿していて、その後物書きのプロになっている人もいますからねぇ。


図書館には、文章を書く原体験を得た、と言う思い出もありますが、それ以上にその後の人生に大きく影響を与えた本に出会うことができた、いや、出会ってしまったという思い出も残っています。
このシリーズのサブタイトルとして使われている、新井素子作品もその中に含まれます。図書館が無ければ、そして、そこに入り浸らなければ、おそらく新井素子作品を読もうなどとは思わなかったでしょう。自分が好きな系統の本をあらかた読んでしまったが故に、今まで読んだことが無かったジャンルにも手を出してしまったわけですから。




アニメ本編の方は導入部。モノローグは普通にモノローグでしたね。かのん編では何度も「アニメにしやすい」と書いたけれど、栞編はアニメにしづらそうだなぁと思っています。
本体がとても短い感想でした(笑)。