東北地方太平洋沖地震

その時、東京郊外で仕事をしていた私にとっても強烈な経験でした。津波などの直接的な被害に遭われた方はもちろんのこと、直接的な被害を受けなくても、東北地方でこの地震の揺れを体験した皆様にとっては恐ろしい経験だったことと思います。
大森公式の計算方法は未だに覚えているので、遠くで大きな、いや、巨大な地震が起こったことはわかりました。最初に思ったのは「これが東海地震かぁ」ということでした。しかし、職場に置いてあるテレビをみたら、東海よりももっとやばい地震だった。


海溝で起こるプレート境界型地震。それが非常に広い範囲を震源として発生してしまいました。


報道などの情報を見る限り、今回の地震ではとても不幸な地殻変動が起こってしまったようです。沿岸部が沈降したことだと私は思います。沈降したことによってただでさえ巨大な津波がさらに威力を増してしまった。沈降しなければ被害を受けなかったり受けたとしても軽微な被害であったところも甚大な被害を受けてしまったようです。


三陸地方は今までも津波によって大きな被害を受けてきました。以前旅行に行ったときに巨大な水門に驚かされました。おそらく津波への備えという意味では世界最高レベルであると思われます。
それでも、そして、今わかっている範囲内でもこれだけの被害を出してしまう巨大地震、巨大津波。この国に住む以上、それとつきあっていかなければならないのですね。