ハヤテのごとく!333話「特別な何か」感想 ナギとルカ、それぞれの戦略

いよいよ今週末に映画が公開されますねぇ。未だ映画館のサイトにはスケジュールが出ていない。


表紙&巻頭カラーの話ですが、今週も正直に感想を書いていきます。



仮想今週の1コマ

15ページ目1コマ目。ナギってすげぇ。

ポイント

表紙

ハヤテがナギに話しかけている程度だったらもはや驚きません。慣れって怖いです。この漫画が表紙だったら何が起こってももう驚かないのかも知れませんがそのうちまた斜め遙か上空の何かをやってくれそうな気もしています。

劇場版ガイドなど

ハヤテとナギが何らかの理由で引き離されるパターンだという事はわかりました。
そういえばコンビニ版。まだ買えてません。友人が買ったので見せてもらいましたがなかなか興味深い編集でした。
手に入れられるかどうかはわからないけれど、買えたら感想を書きます。

カラー扉絵

なんとまぁ普通にカラーの扉絵ですよ!作中の時間軸とは関係ない海辺の水着カラーですよ!普通の漫画みたいだ!!

与えられた力

ルカの背景ってまだほとんど語られてないんですよねぇ。ここまでの表現を見る限りはルカのアイドルとしての能力は相当な物だと思うのですが、その力は自分で手に入れた物ではなく与えられた物だと自分では想っていると言う事でしょうか?

誰でも読める

で、引き合いに出されていた日比野文ちゃんに笑ったのですが……。ヒナギクさんの方法論は正しいと思うし、それが近道なんだろうなとは思います。でもなぁ……。この先はまた自分語りになっちゃうんでやめときます(笑)

成功体験

これはもうその通りだと思う。俺だって社会に出たあと失敗プロジェクトにばっかり関わっていた時期があって、プロジェクトって言うのは失敗するのが当たり前だとか思っちゃったんだよね。その後立て続けに成功プロジェクトを経験してからずいぶん変わったもんなぁ。本当に変わったのはその後手ひどい失敗をしてからですけどね。
結局こっちで自分語りをしちまったぜ。

問題は中身

ナギとハルさんの議論はどっちが正しいとか間違っているとか言うレベルではないんだろうな。
しかし俺は……。自分語りになるのでやめようwww

そして当日!

ついに来た!!!!



まとめ

来ましたね!ついに来ました!!!
アテネ編の後、リセットされた状況で予告された日付、6月12日(日)がやっと来た。これは偶然でしょうが、作中の設定日付の2005/6/12と現実に一番近い日付の2011/6/12は同じ日曜日なんですよねぇ。曜日並びはここで合ったと。
25巻7話 (268話)の「長いシリーズも終わったし、この話から読むのもいいんじゃね?」ですねぇ。
この話が発表されてからすでに1年と4ヶ月が経っているのか……。


さて、今日の本題です。
ヒナギクが立案した戦略とナギが立案した戦略の比較です。
この2つ、対比が面白くて、要約して仕事がらみの友人と議論をしてしまいました(笑)。
ヒナギク&ルカの戦略は、ターゲットはそのイベントに来場する人であり約20000人と想定し、そこに来た人の1%が手に取るとして200人、そのうち2割弱が実際に購入してくれるという試算から、売り切れるであろう30部という数字を割り出しています。
手に取った人のうち2割が購入するというのはそうとうな強気です。その強気の背景となるのがルカの実力とヒナギクのアドバイスですね。
一方ナギは332話でターゲットをサイトの閲覧人口である100万人と想定しています。そのうち1割が興味を持ち、さらにその内1%が実際に購入するという試算から1000部という数字を実現しようとしています。


この2つの戦略は対照的なように見えて実は非常に似ています。
友人との議論のため要約して気づきました。


では何が違うのか?それは攻めと受けです。ナギの戦略は、まずターゲットとなる人口を増やす事に主眼を置いています。興味を持ったり購入をしたりする比率は変わらないからターゲット(パイ)を増やす、与えられたパイを食べるのではなく、自らパイを作る戦略です。対してヒナギク(ルカ)は、当日の来場者実績(とは書いてないけど)を元にして、まずパイのサイズを決めて、その中でより多くの人に興味を持ってもらい購入をしてもらうかに主眼が置かれています。
パイを広げる=攻めるのがナギであり、与えられたパイを効率よく回収する=受けるのがヒナギクです。


ナギもルカも目指している所は同じで方法論も似通っているのにぱっと見全く違う戦略に見えるのが不思議です。
その理由はおそらくメインコンテンツに対策を施すか否かの差なんでしょうね。
ナギは非常に高い目標を設定したので、メインコンテンツの内容は二の次にしてプロモーションの力で売ろうとしている。対するヒナギクは戦略を実現するためにメインコンテンツの弱点を補強をしようとしている。


その結果は……。
268話の描写を見る限りたとえ同人誌が売れたとしてもナギにとっては厳しい物になるのかなぁと思えます。




来週からいよいよ即売会当日です。しかし、邪魔が入る可能性も否定できない、っていうか容易に想像がつきますね(笑)。
どうなるんだろう???




私がこの漫画にこれほどまでこだわっている理由とその説明です。