JR東海は本気でリニアを早期開業させようとしている



さすがにびっくりした。全額負担かよ。本気だ……。
いったい何がJR東海をこうまで突き動かしたのか?




私は東日本大震災がその大きな要因になっていると想像しています。
もし仮に東海地震が起きて想定以上の被害がでたらJR東海は終わってしまうと言う強迫観念にも似た危機感を持っているんじゃ無かろうかと。
だから体力があるうちにリニアを作って、仮に新幹線が被災して復旧までに多くの時間と多大な資金が必要となる事態に陥っても、キャッシュフローが回るようにしておきたいんじゃないかなぁと。


ところで、ニュースリリース(PDF)を見ると趣味的に気になる事が書いてあります。
それは、駅の配線。配線オタなもんでね(笑)。
予想外なんだけれど普通に2面4線ですねぇ。これでいいのかなぁ。外側ホームの2面4線とか中央あるいは上層階ホームの1面4線かなぁと思っていたので。
橋本?駅なんかは、大深度地下から停車線だけを上の方に引っ張ってくるのかなぁとか妄想していたんですよね(笑)。
仮に普通の2面4線だとしても、分岐はどのあたりに設置するんだろう?駅に止まる列車も分岐で大きく減速すると通過列車の速度に影響を与えるから高速分岐機が必要になるんじゃないかなぁ。そうするとかなり遠くから分岐させないと駅は作れないなぁ。




新幹線の車両基地保守基地をリストアップした記事を書いた時に気づきましたが、保守基地の近くには2つの例外を除いて駅がありました。その例外2つも東鷲宮(久喜)と栗東という新駅構想の噂を聞いた事がある場所でした。栗東は噂レベルじゃないですけどね。リニアは比較的保守コストが安くつきそうな気がするけれどそれでも保守基地は必要でしょう。そう言う施設を作るという都合もあるし、非常の時に列車を収めるスペースを作る必要もある。中間駅かそれに代わる施設は必要、でも駅を作るならお金をかけたくはない、でも早く作りたい、そう言うせめぎ合いの中から生まれた今回の判断なんじゃないでしょうかね?