ハヤテのごとく!351話「モテるためにはこういう事がサラッとできる必要があるとかないとか」感想 休載明けの2/29には何があるのだろうか?ってかそういえばオリンピックイヤーだったなぁ、うるう年だから

来週から2月末まで休載というのはオフ会で知っていましたが、こんなぬるい話が休載前の1話とは……。ハヤテらしいなぁ。



仮想今週の一コマ

7ページ目の2コマ目
こんな感じで手放しの笑顔を見せるキャラってあんまいない漫画なんだよな。

ポイント

化学反応

実はいいんちょさんって成績が悪いだけでものすごく頭が良いのでは?と思える場面です。よくよく考えると不思議だ。熱ってのは分子の運動エネルギーで、それを与えると酸素分子と水素分子が活性化して反応しやすくなり、その反応の結果あらたなエネルギーが生まれ臨界に達して爆発するのかなぁ。

誕生日アピール

西沢さん誕生日と似ているパターンですがあの時みたいな緊張感がない。

お祝い

ハヤテはモテるよな……。泉ちゃんもうれしそうだ。こんなにハートマークがついたセリフはこの漫画でも初めてじゃなかろうか?

二人きりのお誕生会

まさかこの二人によってそんなイベントが発生するとは……。

食べ方がきたない

自爆……。美しすぎる自爆……。

どーぞ

若干殺意が湧くようなあまあま場面wwww

ナギ

なるほどねぇ。無反応という素晴らしい反応。

まとめ

ヒナギクさんがお色気要因として使われたと思ったら、今度は瀬川泉ちゃんがヒロインとして使われました。誰がメインで誰がサブってのが無い、あるいはその場ではあっても次の瞬間には変わる漫画ですよねぇ。
今週の話だけを読んだら泉ちゃんがヒロインだと勘違いするのは当たり前ですねぇ。少女漫画的ではあるけれど。
この話は西沢さん誕生日と同じような流れではあるけれど、西沢さん=恋をしている女の子、泉ちゃん=恋をしそうな女の子、という違いがあって、そこにさらに2人の性格の違いと、その場面を取り巻く登場人物の違いがあるといったところか。
純粋に二人だけの誕生日っていう話は、この漫画では初めてじゃないかな?だいたい何人かが絡んでいますよねぇ。そのイベントを最初に、もしかすると最後にこなすのが泉ちゃんになるとはねぇ。


来週から2/29まで休載ですが、休載中も企画記事が載るみたいですね。なんのかんの言っても今のサンデーを支えている作品の一つなんだよなぁ。ハヤテが載ってないのならサンデー買わないという人がいてもおかしくないんですよね。
俺は買うけどね。曜日確認ツールとしての週刊漫画雑誌ですから(笑)。
たまたま毎週買っていた雑誌に、結果的にものすごくはまった漫画が連載されていた、っていう事実関係でしたからね。




ここ以下はバックステージを読んでからの感想です。

休むわけではないのか……。てっきり長めの年末年始休暇を取るのかと思ったのですがねぇ。アニメ関係かな?まさかテレビアニメの原案を作るとか無茶をするんじゃないだろうねぇ。Webサンデーも休載とは思い切った事をする。てっきりこっちはやると思っていた。


ちょっと長めの引用ですが

今回の話は、
この漫画のテーマみたいなもを
端的にあらわした話と言えます。

きっとナギは今日食べたケーキの事を
明日には覚えていないでしょう。
でもきっと泉は一生覚えている。
同じ人の作った、同じケーキなのに。

特別な何かは、きっと自分の内側に。
そういう話を描こうという漫画です。



作者がそれを意識しているかどうかはわからないのですが、これって現実っぽいんですよね。別にケーキには限らない。あるイベントがある人には一生忘れられないできごとであっても、ある人にとってはそうではなく、そのイベントとは全く同期せずに別のタイミングでその人にとって同じような意味を持つイベントを経験するみたいな……。
物語って、登場人物たちが価値観を共有して描かれるのが普通ですよね。おれの好きな推理小説で言えば、トリックを暴くとか犯人を捕まえるとか、そういう目標に向かって登場人物も読者も進んでいく、その周辺の物語が描かれる事もあるけれど、あくまでもそれはその物語ではサイドストーリーであって本筋にはなり得ない、と読めてしまう事が多いです。
ここまでのハヤテのごとく!はそうではないですねぇ。少なくともおれにとってはそうではない。今週の話は、バックステージで作者も書いているように、泉ちゃんにとっては大事なイベントだけれど、ナギにとっては、そして悲しいかなハヤテにとっても重要な話ではない。思い返せば、あの98話、ヒナ祭り祭りですらヒナギクさんにとっては、そして多くの読者にとっても、ものすごく思い出深いエピソードではあるけれど、この漫画の登場人物の多くにとっては重要な話ではない。偽最終回だった116話なんて強烈で、西沢さんにとっては最終回なのに他の登場人物にとっては旅の途中。暫定最終回のミコノスアテネ編だって登場人物それぞれにとって違う意味を持つ、中には単なる海外旅行の思い出、というレベルの人もいるし、そもそも旅行に行けなかった人もいるんですよね。


初めての休載、それも長期休載ですから不安もあるでしょう。卑近な例ですが、職場の近くにあってテレビにもよく出ていたラーメン屋さんに年初に行ったら、「常連さんが来てくれると安心する」と言わたことがあります。常連の一人や二人来なくなっても影響ないと思うんですが、サービスを提供する側としては不安になるんでしょうね。
おそらく、そういう不安を抱えているとは思いますが、連載再開を楽しみに待つ事にします。ぬるーい話で始まるかも知れないし、そうではないのかもしれません。
また、もし今回の休みがアニメ関係だとしたら、早くても今年の秋スタートなのかなぁと思います。テレビシリーズになるのか違う形になるのかはわからないけれどそれはそれで楽しみですね。


BSを読んでからの感想も書いたので久しぶりに長めになってしまいました。
来週は……。企画記事の感想を書くかは読んでみないとわからないです。ああ、そもそも書くのは早くて週末になるんだった。まぁサンデーは買いますよ。寒いところでね。手にはいるのかちょっと心配ではありますがね(笑)








私がこの漫画にこれほどまでこだわっている理由とその説明です。