ハヤテのごとく!374話「ヒャッハー!汚物は消毒だ〜っ!!」感想 どの伏線につながるのかがわからない

畑健二郎さんって絵柄をいじる事に躊躇がない漫画家なのだろうか?気づかないうちにだんだん絵柄が変わっていく漫画家さんはたくさんいるけれど、俺にもわかるレベルで先週と今週で明らかに違う絵柄になる漫画家さんは記憶にない。




なんかライフセイバーズの頃の絵柄に似ているのかなぁと。全然違うんですけれど、ナギの可愛さの質がそう言う方向になっているような。
単にちょっと大人っぽく見える絵柄なのかな?



ポイント

キリカさん

久しぶり?に学校が舞台。アニメで登場したキリカさんが普通に出てきている。しかも雪路の先輩という設定付き。これはさすがに後付設定だよね。そうだと思いたい。

住みたい

そりゃ同じ家賃なら食事付き執事付きそして誰も触れないけれどメイドさん付きのアパートの方がいいでしょうね。

片づけて

って頼むのかよ!まぁ片づける事がハヤテに利益にもなることになってしまったからしょうがないのか。

詐欺写真

雪路も昔は可愛かった。いやそれ読者は知っているんだな。困った事に。

幻滅

ハヤテ容赦ないなww。姉がこうなら妹もきっと……、などという深い考えは無いに違いないのだけれど、妹の方は絶対そうは思わないよなぁ。たぶん普通に怒る話の持って行き方なのに思い人からそんなこと言われたらねぇ。ヒナギクかわいそうだ。

ギター

いやそれも読者は知っているんだよな。困ったことに。

まとめ

そういえばちょっと前までこういうフォーマットで書いていましたね。べたテキストで書こうとしたらうまいこといかなかったので自然にこうなってました。この漫画の感想はこのフォーマットが合っているのかもしれない。自然に産み出された物は案外と強い。
そんなことはともかくとして……。
雪路が美少女だった頃の写真が短期的にどんな展開につながるのかが読めない。違うな。読めるんだけれどどの方向につながるのかが見えない。
まず思い付くのは予告されている雪路とヒナギクの過去話です。雪路が屋上でギターをかき鳴らした事件は、おそらくヒナギクが高所恐怖症になった原因の一つであろうと思うのですが、ヒナギクを背負っている時期から音楽をやっていたと言うことなので、姉妹の過去話とつながっても時期的な整合性は取れます。
次に思い付くのは西沢さんの家庭教師。明示はされていないけれど、物語的に考えれば雪路なはずなんですよね。そして西沢さんは未だにヒナギクの姉が雪路であることを知らない。そして今西沢さんとヒナギクはナギのアパートで同居をしている。そこに雪路が絡んでくると……。という流れ。うん。これが一番自然なような気がする。その先どういう展開になるのか、それがいろいろな人の物語にどういう影響を与えるのかはさっぱり想像もできないけれど。
大穴は薫先生との話だなぁ。前に一度やっているからここではやらないと思うんだけれど掘り下げてきたらどうしようって感じ。なんせ劇場版アニメにも出てくるくらいですからね。


あからさまな伏線って、普通は物語の行く末を読みやすくするものなんだけれど、度を超すと逆にそれがまったくわからなくなる。ミスリードとは違うんですよね。それら全てがいつかは語られるかも知れないけれど、今語られるのかずっとあとで語られるのか語られないのかがわからないんです。推理小説の伏線とは全く様相を異にする伏線です。
こういう伏線の貼り方もあるんだ。


この漫画はそんなことも教えてくれました。




私がこの漫画にこれほどまでこだわっている理由とその説明です。