小説 「ネコ、ふんじゃった」 全編と後書き Part2



ネコ、ふんじゃった


全編への直リン
http://tanabeebanat.com/neko_cha/pdf/neko_cha_ta_l_Chapterall.pdf (PDF 980KB)


これでおしまいです。




いろいろ書きたいことはあったのですがPart2は短くなりました。
その代わりと言ってはなんですが、全編を一括アップロードしました。章割を変えようかなとも思ったのですが、それをやると文章表現も見直さなければならない無駄な縛りをつけているのでやめました。ページにまたがる文を無くすのって思った以上に大変だったんですよね。
本当は全編を文庫本サイズの紙に印刷して読んでみたいのですが、さすがに紙の無駄なのでやってないです。


と、アップロードしてから思いつくことってのはあるものでして(笑)


実際にテキストを入力したのは実働10人日くらいで、それと同じくらいかけてデバッグをし、アップロードには3ヶ月もかけました。なんとも効率が悪いなぁと思ったり。
プロの小説家の人はどんなペースで書くのだろうか?デバッグ込み20日で文庫本256ページだから単純計算で1日12ページ書いたことになるんですよね。400字詰め原稿用紙に単純換算すると……、1日22枚書いたことになるのか。案外と多いな。
何も考えずに文章を書く分には比較的速いほうかなと思っているのですが、小説の場合は素の文章を書く速さはあまり関係なくて、展開を思いつく速さが求められるんだろうなと思います。書きながら展開を考えて規定の分量にするということは今の俺にはとてもじゃないけどできないなぁと思いますね。
今回は文庫本1冊(200ページ以上)という縛りを設けてそれを越えたらどこまで書いてもいいということにしていたのですが、上限が有れば有ったで、たぶん死ぬほど苦労したんだろうなぁと思います。
上記の期間には設定を煮詰めるという作業は入っていません。その作業に実際手をつけたのはアップロード直前ですが、頭の中には何年も前からあったので時間換算ができません。もしそれがなかったら一行どころか一文字も書けなかったはずです。
それがあったからこれだけの分量を短い期間に書くことができたんだろうな。着手前の見積もりでは書くだけで(デバッグ無しで)二ヶ月かかると思ってましたから。
こんなところにまで慣れ親しんだ業界のやり方を適用していていやになりますね(笑)


これでおしまいと思うとさびしいですがまぁしょうがない。物語の終わりはいつだってこんなもんです。