コンビニコーヒーの敵はカフェではない

コンビニのコーヒー市場参入が、カフェチェーンの業績にどれだけ影響しているのか

という観点で分析を加えているけれど、私はその切り口自体が違うのではないかと思っています。




コンビニコーヒーはそこそこよく飲みます。セブンイレブン一択です。通り道にあって100円だからです。申し訳ないがどんなにおいしくても100円じゃなかったら買わない。120円でも買わない。
ドトールもスタバも大好きです。家でもコーヒーよく飲むしコーヒー自体好き。でも、ドトールとスタバそれぞれは私にとってはぜんぜん別のカテゴリーの店です。未だにタバコを吸う私にとっては、ドトールは普通のドリップコーヒーを飲みながらタバコがのんびり吸える場所。しかも軽食もとれる。ちょっとした時間つぶしや待ち合わせ、気分転換に最適です。
昔のCMキャッチコピーはたしか「うまいコーヒー150円」でした。今は200円だけれど、一般的な喫茶店の半分の値段だけれど簡素な内装でそこそこおいしいドリップコーヒーが飲めるというコンセプトはぶれていないなと思います。
対するスタバはご褒美。ほかの類似店、たとえばタリーズとかよりもおいしく思えるんですよ。タバコ吸うようなバカ舌だけれど違いを感じる。もっというとスタバは店によっても味が違う。ラーメン屋チェーンみたいです。不思議なんだけれど店によって個性があって、その個性の中でも日によってばらつきがあります。某所で仕事をしているときには最寄のスタバよりもちょっとはなれたところの方がおいしく感じてわざわざそっちにいってました。ばらついているといっても総じて自分に合っていると感じることが多いです。今行っているスタバは平均よりもちょっと苦めかなぁとか。一番おいしかったのは……書くのはやめとくか。2007年のあの頃行っていたスタバだからよく覚えています。


話がそれたついでにもうひとつのカフェの波、マクドナルドについても語ってみましょうか。
マックは戦略間違えていると思うんですよねぇ。内装や接客方針が店への滞在時間を減らす方向に傾いているように思えてなりません。そして、それはマックの顧客が求める方向では無いと思います。ドトールとマックが両方あって時間つぶすんなら迷わずドトールですね。マックの椅子とテーブルは長居しづらいんだもん。とどめは最近の禁煙方針。いや、私にとってはですよw。ちょっとした時間つぶしにマックに入るという選択肢はなくなりました。
タバコのことはさておいても、長居しづらいっていうのは致命的だと思うんですよね。私がマックに一番行っていたのは高校生のときです。もっと安いドムドムに行くことの方が多かったけれどそれでもよく行きました。高校生がだべって時間をつぶすのにはああいうところはありがたい。マックが戦うべき相手はカフェではなくサイゼリヤじゃないかと私は思っています。サイゼリヤが高校生のたまり場と化しているのはよくあること。値段が手ごろなんで家族連れもよく入っている。そこと戦わずにカフェっぽくするのは違うんじゃないかなと。


それではそろそろ短い本題に入りましょうか。
コンビニコーヒーの戦う相手は既存のカフェではないと思います。
相手は何か?それは……




缶コーヒー




気づいたんです。コンビニでドリップコーヒーを買うようになった減った支出はなにか?
缶コーヒーをはじめとする缶ジュースへの支出が明らかに減った。
缶コーヒーとコーヒーは別の飲み物という持論がありますが、それに変わりはありません。しかし、コンビニでちょっとなにか飲み物を買う、その時何を買うか選ぶわけですが、その時の選択肢として100円のドリップコーヒーがあればそれが一番手に躍り出たんです。だから120円じゃだめ。100円であることに価値があるんです。


コンビニコーヒーの影響は缶コーヒーベンダーにどの程度の影響があるのかが気になっていました。

ちょろっと検索したら面白いのが出てきた。これを見ると長期低落傾向にあるから明確な影響はわからないですね。最近のデータは公開されていませんし。


私の皮膚感覚、どうなんでしょうか?