船橋オート 黒ラベルは伝説になる

船橋オートが閉鎖になってしまうとのことです。実際に行ったことがありますが、昨今の状況からはやむを得ないでしょう。
お客さんの入りがイマイチというのはもちろんのこと、周りに住宅が建ち並ぶ中でのモータースポーツ開催というのは難しいと思います。今までよく開催していたなとすら思えます。
しかし、これで完全にもうあれが飲める機会は無くなってしまうんですね。




船橋オートで飲んだサッポロ黒ラベルの味は一生忘れません。




味覚が鋭い方では無いと思います。たばこも吸いますしね。
なのに、全然違うことが明らかにわかる!
これをここに書くのはもう何度目かですが、ビールとは違う飲み物です。逆に船橋オートの黒ラベルがビールだとしたら、ビールという名前で出されている飲み物は、メーカーや銘柄関係なくビールではない!そのくらいのインパクトがありました。
理由がわからないんですよ。
サッポロビールの千葉工場がすぐ裏にあって直送されているというのが理由の一つであるには間違いないのですが、問題は工場に併設されているサッポロビール園で飲むビールよりもうまかったことなんです。アウトドアでモーター音を聞きながらというシチュエーションがうまく感じさせてるんだろう?と思う人もいるかもしれませんがそういう問題じゃないです。ビール自体が絶対的にうまい。一口飲んで違いがわかる。泡の味が違う、香りが違う。これに限っては10人中10人がわかる、と断言してもいいと思います。
人には好みがあるから好き嫌いは分かれるかもしれませんが、10人中9人はおいしいと感じると思います。ビールというのは漢字で麦酒と書く。そのことが強烈に感じられるビールです。
何も特別なことはしてないんですよ。おばちゃんが無造作にプラコップに注いでくれる。ただそれだけ。ただそれだけなのにありえないくらいうまい。もしかしたら恵庭のサッポロビール園に行けば同等あるいはそれ以上のものが飲めるのかもしれないなぁと思いましたがせっかく北海道に通ってたのに行けなかった。あそこを超えるビールはめったにないだろうと思います。


風の便りで大人の事情かなにかでサッポロビールを売らなくなったという話を聞き落胆しました。しかしいつかまた復活するかもという期待があってまた行こうと思っていました。しかしなくなってしまう……。


このまま船橋オートのサッポロ黒ラベルは伝説になってしまうのかぁと思うと寂しい限りです。