2005東京モーターショーレビュー

起きたのは10時ころ。結局昼前に家を出たので現地に着いたのは13:00ころ。
大してみれませんでした。
初めてカメラを持っていきましたが表に出せるような上手な写真は撮ってな
いのでアップロードは遠慮します(笑)
とりあえず、国産四輪完成車メーカーは一通り眺めて一部の外国メーカーと
部品の大手どころ、二輪車メーカーをざっとみてきました。

  • 総論

今年のモーターショーを一言で言うと「売らんかな!!」
夢の車とか、画期的な新技術って言うより、今あるいは近い将来買える車を
紹介するっていうプレゼンが多かったように思えます。
一番印象深いのは三菱。いろんな新技術はもちろんあるんですが、もっとも
力が入っていたのは「OUTLANDER」としか思えなかった。その割りにボンネ
ット開けてくれてなくてがっかり。終了間際には見せてもらえましたけどね。
三菱ではあと「i」のRRレイアウトが印象に残りました。なかなかいい感じ。
三菱についての話じゃなくて総論でしたね。でも好きなメーカーなんで許し
て(笑)
「売らんかな!!」ではあとLEXUSとかも。高級感あふれる展示はしてますが
やっぱ売れるものを展示してますから。


あと、俺じゃなくて一緒に行った先輩が気づいたこと。
「でかい車が多い」
特に外国メーカーででかい車を展示しているところが多かった。「Maybach」
は論外(笑)として、小さい車が得意なプジョーとかフィアットとかも大き
めの車を前面に押し出していたような気がします。
今の日本は景気がいいから、利幅の大きいでかい車を推しているのか。


昨日、モーターショーのコンパニオンについて書きましたが、一点追記。
昔変な部署で仕事してたもんで、コンピュータ関連のイベントの裏側をつぶ
さに見る機会が多かったんです。
そこで、華やかに見える世界の裏側を見てしまったんで・・・今の言葉で言
うと彼女たちにはあまり「萌え」ない。
きれいな衣装も会社の倉庫に吊るされているのをみると、異様にしょぼいか
わいそうな服に見えるんですよ。ほんとに・・・


では、最後にまとめ。今回のモーターショー個人的なベスト5!!



  • 第5位 日産 GT−R

今回の展示車で一番人気だったのはこの車のように見えました。俺自身も目
当てのひとつでした。
身のある展示内容ではないんですが、「スカイライン」の呪縛からとかれた
GT−Rがどうなるのか?非常に興味があります。

  • 第4位 スバル B9 TRIBECA

今回の俺の一番のお目当ての車です。今フォレスター乗っているので、スバ
ル言うところのクロスオーバーには興味があります。北米でしか売らないら
しいので残念ではありますが。。。
実車を見て、、、ほしいかもと思いました。でも雑誌とかで日本での発売予
定なしとあったんでがっかり。でも聞くだけただなんで説明員の方に
俺「日本での発売予定はあるんですかぁ??」
と何も知らない振りをして聞いてみました。
そしたら
説「はい!時期と価格は未定ですが発売します!」
俺「そうですか!(心の中で「はぁ????」)」
日本でも販売するそうです。期間中に決まったんだろうか??
アメリカでの価格設定を考えるとレガシィより若干高め。400万から500万に
なると思います。
スバルの展示では、例によって駆動系のモデルがありました。今回はB9。
何度見ても美しいです。
完成されているんですよね。それだけに改良余地が・・・
できすぎたものってのは難しい・・・
B9の特徴をひとつ挙げるとすると、ほかの同クラスの車に比べてボンネッ
トが低い。これはスバル車全体にいえること。メーカーのデザインポリシー
として独自のものを持っているってのもあるんですが、水平対向エンジン
使っているために高さの制約が少ないという面もあるんでしょうね。




この先だんだんとマニアックな世界に入ってまいります(笑)

  • 第3位 トヨタ CVT 7速シーケンシャルシフト

だんだんとマニアックな世界に入ってまいります(笑)
・・・なんじゃこりゃ・・・・と
こそーりと展示されているんで見逃すところでしたよ。モータースポーツ
途です。
そもそもCVTって無段変速が売りなのに・・・
考えるに、無段変速ってのは運転する感覚的にいまいちなのかなと。ある変
速比を固定して、エンジンの回転数によって速度が上がっていく感覚を残す
必要があるのかなと。
で、それをCVTでやると、理論上、無限に変速段数を変えられるので、コ
ースによって微妙にギア比を変えたいモータースポーツっていう世界では役
にたつのかも。
コンピュータで制御できるから、走行中にギア比を変えることもできちゃい
ますからね。
いやー・・・目からうろこ。勉強になった。

  • 第2位 スズキ コンセプトカー STRATOSPHERE

これは二輪です。
酔っ払ってそろそろ帰るかって言うときに二輪コーナーに行きました。せっ
かくなので本多と川崎でパンフレットをもらい、ってことはこっちももらわ
なきゃと思って、スズキとヤマハ方面に行きました。
で、スズキでパンフもらってスルーしようとしたんですが、表紙の写真を見
て「これは?なんですか??」
ラーメンズならずともそう連呼せざるを得ない。
いやー・・・驚いたのなんの
直6ですよ直6!!
いまや絶滅危惧種
ドイツの一部の地方でしか野生ではお目にかかれない直六!
ははははははははははははははははははははははは
壊れちゃいました。はははははははははははははははははは
ほかのプレゼンはまったく見なかったんですがプレゼンまで見ちゃいました
よ。
先輩のお子さんは早く帰りたがってたけど、俺と先輩二人とも動けず・・・
参りました。
これ考えたやつ絶対いっちゃってるよ。で、これにGO出したスズキって会
社もいっちゃってる。
コンセプトカーなんで実際売りに出されるかは微妙ですが、もし売られたら
バイクの免許を取ることを真剣に考えなければならないかも。もし免許なく
ても金があれば1台押さえといてもいいかも。
バイクってことは直6の音を素で聞けるんだよなぁ。めちゃめちゃ贅沢。し
かもたぶん15000回転とか普通なんだよな。きいてみてぇよぉ。
モーターショーを夢のイベントとして捉えるなら、これが1位なんだけど、
そうとばっかりもいってられないこの時代、2位でごめんなさい。
でもインパクトは一番だった。



  • 第1位 NTN ステアリングジョイント

NTNって言う会社があります。
ジョイントとかベアリングとか作っている会社みたいです。
モーターショーの楽しみの一つに、部品館があります。ここだけで軽く1日
は使える。
でも、今回は時間もないので、デンソー・アイシン・カルカン・ジヤトコ
いった、超大手だけ見ようかなと思ってました。
でも実際見てると面白い。しかも先輩のお子さん、男の子なので、動く模型
を展示している部品館は楽しい場所のようで長居しました。ええ、大きい男
の子の俺も先輩も大好きですよ、動く模型は。
先輩のお子さんがなんかいじってました。ステアリングホイールが二つくっ
ついた模型です。
片方が普通のカルダンジョイントっぽいもの、もう片方が等速ジョイント。
ふーん・・・こんなに違うんだぁ・・・・
で、説明員さんに聞きましたよ。
俺「今の車についているのは等速のが多いんですか?」
説「いえ、この商品はこれから売り出します。」
俺「えっ!ってことは今のステアリングジョイントってみんな不等速なんですか?」
説「はい!」
ほんとかね。いまでも信じられん。
あわてててうっかりパンフももらってくるの忘れた。
説明員さんの話だけで、裏はとれてないんですが、今回の1位です。もし
ほんとなら、5年後くらいには車の運転感覚が大きく変わるかもしれませ
んよ。たぶんこれだとおもいます。
一年前にはできていたんですね。
たしか、この会社はスバルと共同開発したFF用の等速ジョイントで、コ
ンピュータ業界的に言うとデファクトスタンダードをとってるんです。
ステアリングジョイントでもデファクトとるかも。
いやー、、、驚いたの何の。モーターショーで一番面白いのはやっぱり部
品。
今後の影響なども考えれば今回のNo1は間違いなくこれです。ほかの技
術ってそのメーカーの考える夢の技術が多いけど、この技術はすべての車
を変えるかもしれない技術ですから。






今日は別の意味でマニアックな日記になってしまいました。
せっかくの休日なのでいい加減寝ることにしま〜す。