第五巻感想(一回目)

四巻の時何回も感想を書いたのでその反省を踏まえて「一回目」としました。一日でびしっと書けってのはあるけど(笑)

  • 表紙

ついにハヤテ君がいなくなりました・・・ナギちゃんと伊澄ちゃんの振り袖も帯もおそろい?

  • 中扉

四巻の中扉を絶賛したのですが、五巻のもいいです!畑さんが四巻でほのめかした、ハヤテ君がナギちゃんと出会う前の話も読んでみたいですね。いまさら気づいたんだけど、一巻から一貫して(だじゃれじゃないよ)中扉は回想なんですね。

  • 五巻第一話 通算第四十二話

完全に記憶から落ちていた話です。なるほどあのAAの元ネタが見つからないと思ったらここだったのか。野々原君の笑顔がマリアさんとかぶっているような・・・
この話で「超必殺技の習得」という設定が生まれたんですね。
超爆裂炎冥斬セーフティシャッターの横で固まるヒナギクさん。こういうの大好きだったりするけど全然覚えてなかったよ・・・

  • 五巻第二話 通算第四十三話

俺にとってはこの話が全ての始まりです。どってことはないんだけど。
後でまとめて書きます。

  • 五巻第三話 通算第四十四話

なるほど、これが「バールのような物」ですか。確かにバールではない。マリアさんが人間らしい一面を見せたとか、桂先生がただのだめ大人ではない事が表現されたりとか、学年末試験の伏線が提示されたりとか、単行本になって読み返すと意外と見所が多い話です。このころはまだそういう読み方をしていなかったなぁ。

  • 五巻第四話 通算第四十五話

「むしろ、人生やり直せ」好きです、こういうネタ。そしてヒナギクさんの抱きつき攻撃。この話はまた後で。

  • 五巻第五話 通算第四十六話

扉絵について。こんな扉だったっけか?これってあの絵に構図が似てない??
前の話で「女の子」的な一面を見せてしまったヒナギクさんの逆襲。怖いです。女は怖いよ・・・(笑)。馬鹿な男は疑いつつも真に受けて玉砕するって。ハヤテ君が「取り憑かれたかも」と言っているのに違和感が・・・
ハヤテ君がヒナギクさんを評して「お嬢様のようだ」というときの根拠と、ヒナギクさんのその言葉のとらえ方が微妙に違うのがなんともいえない。

  • 五巻第六話 通算第四十七話

「できる必殺技」の中身とか、ああいうこネタは好きです。大好き。この話で姫神君が久しぶりに登場。姫神君は俺の読みではエンディングに関わってくるキャラです。必殺技つながりはあるけれど一話完結のギャグ漫画ですね。

  • 五巻第七話 通算第四十八話

マリアさんティーンエージャー的な一面を見せるお話(笑)。それはともかく西沢さん。。。物語としては実は重要だけど、この話も一話完結のギャグ漫画ですね。そう考えるとちょっと笑いが弱いかな。マリアさんが西沢さんのハヤテ君への思いを感づくという意味でも重要かも。メイドさんは何でも知っている状態がこの先も続くことになりました。

  • 五巻第八話 通算第四十九話

この話も一話完結。この笑いは「ズレ」ですな。ナギの世界の一員だけど今はお金がないワタルくんとナギちゃんとのズレ。そしてワタルくんの決断。彼が成長しているのかどうかは今までの話が少なすぎるのでわかりませんが・・・

  • 五巻第九話 通算第五十話

久しぶりに咲夜ちゃん登場。俺にとってはこの物語の中の彼女の位置づけが微妙でして・・・その話はまたいずれ。それはともかく、この話読んでもう「爆弾処理」はしないんじゃないかと思ったんだけどどうなることやら。

  • 五巻第十話 通算第五十一話

とにかく、ナギちゃんの作中での行動にものすごく驚いたわけで。一巻五話から考えるとあり得ない行動パターンです。それが成長なのかはともかく「変化」を表現しようとする畑さんの意図が出ていると感じました。

  • 五巻第十一話 通算第五十二話

前回同様ナギちゃんの行動が変わっていることを示す話です。作中でヒナギクさんに「あの子も少し変わってきたのかしら?」と言わせています。親切です(笑)確かこのあたりから毎週の日記でポイント感想を書き始めたと思うんですが、その中であえて触れなかったこと。
作中では賞金「総額」と言っているんですよね。この先数々の困難を超えて五つの伝統行事をクリアしてエンディングへ・・という流れがたやすく想像できます。ええ、安易すぎます(笑)この先はまた次号以下で・・・
もう一点、ハヤテ君は「一年の女子の中で一位」と言っています。これも伏線?

  • おまけ

咲夜ちゃんの位置づけを変えようとしているんじゃないかとふと思ったりして。となると邪魔になるのは遊園地とタイタニック。親戚ってのはあってもいい設定かなと。ファンには申し訳ないけど、彼女は物語的には周りに影響を与えることが少ないと思うんですよね。イベントのきっかけとなるキャラクターとしてデザインされているんではないかと。そういう意味では重要ではあるんだけどねぇ。

  • プロフィール

ここがこの巻で一番難しい。読めない。ハヤテのごとく!は執事物とか言われながら今は執事の仕事はあまり作中で描かれなかったりしているわけです。しかし、俺は執事としてのハヤテ君の成長というのもこの物語の幹の一つだと思っています。そのために用意されているのがこの四人の登場人物なのではないかと。しかし、畑さんも迷いがあるとのことで・・・その迷いを断ち切るかうまく吸収しないと真の物語は描けないと思うんですよね。そのあたりは六巻収録分にちょうどいい例があるのでその時にでも。
プロフィール見て意外だったのは年齢です。執事二人はハヤテ君より年上に設定されています。タイガぼっちゃんはナギちゃんよりもさらに年下。東宮君はハヤテ君と同じ年。ということはヒナギクさんとも同学年か。
家族構成がヒムロ君を除いて普通。これも意外だった。
うーん。俺自身よくわかってないからこんなところで・・・

  • あとがき

ははははははは。出版社をまたいだコラボレーションですか。

  • 前後の四コマ

マリアさん。。。。

  • 裏表紙

少年(青年)執事三人組。こうしてみると貧相な顔立ちなのかなやっぱ。

  • 表紙裏

ええ、CRTモニターは重いです。腰やられます。特にナナオのは異様に重いです。性能出すのに重さが必要なんでしょうか?素人にはわかりません。

  • 裏表紙裏

コメントは差し控えさせて頂きます(笑)


くたびれた・・・・


後に回した分をまとめて書きます。

  • 五巻第二話について

この話がなければ、未だにハヤテのごとく!は俺にとってただの漫画でした。続けて読むとどおって事無い話なんですが。あの話で「二つの世界の交錯」が初めて明確に描かれているんですよね。交流するはずの無かった人たちがちょっとした偶然で出逢ってしまうというモチーフが。それがものすごくわかりやすくなっているのが「龍」と「ハムスター」です。
単行本になって続けて読んでみると、この話の異質さが際だちます。流れの中で突然西沢さんが割り込んでくるんですよ。
五巻一話で出てきた必殺技から五巻三話以降の話が展開される方が流れとしては圧倒的に自然です。なぜこの話をここに持ってきたのか。
答えは・・・微妙なんですよね。
バックステージ読んでなければ断定していたんですが。。。
夜の学校編でヒナギクさんがハヤテ君に抱きつく前にナギちゃんと西沢さんとの出逢いをどうしても描きたかったんじゃないかと思っているんですよ。でも夜の学校編のヒロインを伊澄ちゃんにするかヒナギクさんにするか最後まで迷っていたってのがひっかかるんですよね。伊澄ちゃんだったら西沢さんとの出逢いはその後でも大丈夫なはずだから。
バックステージさえなければ第七話のタイミングもものすごく自然に理解できる。ナギちゃんのライバルはヒナギクさんではなく西沢さんだと言うことを表現したくてしょうがなかったんだなと思えるんですよね。
このあたりはそのうちまた書くかも。


いや、マジくたびれた