消えた女官 マルガ離宮殺人事件―グイン・サーガ外伝〈18〉アルド・ナリス王子の事件簿1

2006/1/22の日記で書いたふりむかない男―アルド・ナリスの事件簿 2 (ハヤカワ文庫 JA―グイン・サーガ外伝 (833))のシリーズです。
ええ、あの日書いたように不純な動機で買ったので順序が逆になりました。


もしこちらを先に読んでいたら「ふりむかない男」は読まなかったかも。いいとか悪いとかじゃなくて趣味じゃなかったです。女性の、えー、なんというか、きつーい部分がですぎかなぁと。架空世界の昼メロってかんじ(笑)
ふと思い出したのが平井和正氏の高橋留美子作品の評価。女性の作家なのに女性の裏の部分を描かず女神を描くって話でした。俺から見るとどっちがいいとか悪いとかじゃなくて好きか嫌いかの問題です。どろどろしてなきゃ物足りない人もいるでしょ?きっと??


前回掟破りの解説への感想を書いたのですが、今回は後書きへの感想を書きます。


なるほど、id:kaien様が「ふりむかない男」の解説で本編にはほとんど触れずにグインサーガシリーズについて書いていたのはそういう理由かと。
「ふりむかない男」の解説は作者本人によってすでになされていました(笑)当たっててよかったですよ。ほんとに。中島梓名義では評論もしている方ならではの後書きだな。書く前に自作の評論を書くとはびっくりです。


「消えた女官」についてはあまり芳しい感想ではないですけど、続編がでたら読みます。推理小説家としての栗本薫氏はかつて「ここからここまで」で読んだ作家の一人ですからね。
怖い作家ではないけれどすごい作家です。ちなみに怖いと感じた作家は今までの人生で二人しかいません。一人は筒井康隆、もう一人は・・・まだ評価が定まっていない人なので遠慮するけどわかるよね(笑)




最後に本題。

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