六巻感想
- 作者: 畑健二郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2006/03/17
- メディア: コミック
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ぷらずまだっしゅ!
例によって労作です。すごいです。一番大きいのがシスターの名前変更だと思うんですけどいかがでしょうか。パロディを少し削除したのはなにかあったんでしょうか。気になります。トラブル起こしたことがあるだけに・・・
元ネタはわからないのに無くなると寂しいです。
なお、今回も、データ面ではハヤテのごとく!カレンダーを参照しながら書いています。ぷらずまだっしゅ!様もそうですが、労作にただ乗りしていて申し訳ないです。ちなみに2006/3/15に書いたサクの誕生日のネタ元はここでした。
- 表紙
とうとう主人公は手だけになってしまいました。一ノ瀬の旦那さんみたいだ(笑)
一巻からあらためて見直してみると、一貫して「光」を表現しようとしているみたい。一巻五巻は月明かり、二巻は夏の強い日差し、四巻は二巻よりは少し和らいだ日差し、三巻は夕日、そして六巻は春のうららかな日差し。
ナギちゃんの無邪気な笑顔が描かれるのはかなり久しぶりのような気がするんですがいかがでしょうか。最近の流れでは無邪気なだけではいられなくなっているから・・・
- 中扉
これが描かれるって事は、シスターは最初からデザインされた登場人物だったんでしょうね。
- 目次
ハムスター、かわいいよ、ハムスター
- 第五十三話(六巻一話)「がんばれナギーズ 特訓中」
サンデー掲載時の感想
サブタイトルの変更があった珍しい話。
単行本での感想追加はないです。
- 第五十四話(六巻二話)「勝てるかどうかはランナーしだい…」
サンデー掲載時の感想
この話も追加の感想はないですね。今は。さらに何度か読めば何か出てくるかも知れないけど。
- 第五十五話(六巻三話)「走れジョリーのようにトゥルルー」
サンデー掲載時の感想
ヒナギクさんのハヤテ君への好感度が一気に下がった一話。恋愛感情抜きにすると、ハヤテ君からみた優先順位が、
ナギ>>>越えられない壁>>>ヒナギク
であることを明確にしています。
- 第五十六話(六巻四話)[マネーのとら]
サンデー掲載時の感想
サンデー掲載時にシンプルなカラーだった扉絵。
それはともかく、この話では一点大事なポイントがあります。
「一般人は置いてけぼり」
マリアさんのこのセリフです。
ぷらずまだっしゅ!の改編箇所一覧によると
ナギ「お前…もう少し一般人に伝わるボケにしろよ。」
マリアさん「普段から一般の人は置き去りですし、このマンガ…」
↓
ナギ「お前、もう少し一般人に伝わるボケにしろよ。」
マリアさん「普段から一般の人は置いてけぼりですし…」
とのことですが、ニュアンスは変わっていませんね。
このセリフには深い意味がこめられていると思っています。
「このさき、『一般人』が作品のターゲットとなっていくと思うけれど私はそっちの世界の人間だ」
という畑健二郎さんの主張なんじゃないかと思うんですよ。実際、七巻収録分ではパロディ要素が微妙に減ってきたりしているわけで・・・でも「一般人」ではない読者を大事にしたい、そんなジレンマから出てきたセリフなんじゃないかなと思っているわけです。
もう一点
またもやぷらずまだっしゅ!参照なんですが・・・
15ページ目のナギちゃんを抱きしめるマリアさん。読み切り時点と完全にキャラが変わっています。それにどういう意味があるのかといわれてもこまりますが、変わっていることには間違いないですね。
サンデー掲載時の感想
とにかくサブタイトルが長すぎ(笑)
「たかだか」三百万の借金で自暴自棄になる人・・・
- 第五十八話(六巻六話)「Distance」
サンデー掲載時の感想
西沢さんがナギちゃんをなんと呼ぶのか。かなり注目をしていたわけです。しかもここで西沢さんは「不審者」としてではなく三千院の屋敷に来ていたりするわけで。物語が始まったなという感覚を強く持ちました。
- 第五十九話(六巻七話)「ドキッ☆ 憧れの人は私の執事!?という少女まんがの新連載1回目」
サンデー掲載時の感想
タマ、許すマジ!
要はそういうことなんですが・・・(笑)
あれがなければこの話もかなり切ない話だと思うんですけどね。まぁ切なさは七巻まで取っておくと言うことで。。。
扉絵の「メイド服が似合わない西沢さん」ですが、第四十六話(五巻五話)のマリアさんの扉絵と見比べると似合わなさが際だつかなと思います。制服姿以外の西沢さんが描かれたのはこの話が初めてですよね。
ナギちゃんは西沢さんのことを「友達」として認識しました。とらのあな編の前半の主役は、実はナギちゃんと西沢さんだと思います。次の話にもそれは続きます。
タマはこの後しばらくハヤテのごとく!の世界から姿を消すことになります。
- 第六十話(六巻八話)「黄昏よりも暗き者 血の流れよりも赤くしてやる」
サンデー掲載時の感想
第五十七話(六巻五話)と対比させてみてください。
三百万の借金で自暴自棄になる人、五百万の借金をまるで気にしていない人・・・
自分と西沢さんとの間に違いがあることをナギちゃんが認識しました。これは物語的にかなり大きな動きだと思います。ヒロインがこの作品の根幹となる問題をおぼろげに意識しはじめたということですから。これを描かないと先には進めない。
続いてヒナギクさん。
ツンデレとのことです。これがツンデレってやつですか。本当にありがとうございます。
- 第六十一話(六巻九話)「風来の試練 落第執事の不思議な迷宮(ダンジョン)」
サンデー掲載時の感想
ヒナギクさんツンデレの続き。これだけ読むとヒーロー物みたいな展開です。ヒーローが主人公ではないのがポイントですが。ある意味伊澄ちゃんが一番自分があこがれている「変身ヒーロー」に近いと思いますね。
信楽焼のたぬきにルーミックワールドを感じたお話でした。
- 第六十二話(六巻十話)「ハヤテと巨像」
サンデー掲載時の感想
この話もルーミックワールドを感じさせるお話です。ヒナギクさんが一瞬素に戻っています。これがツン状態とデレ状態?デレとはいえないだろうけど。。
ナギちゃんの行動が・・・連載開始当初から見ると全然違います。
- 第六十三話(六巻十一話)「そして伝説にならない」
サンデー掲載時の感想
カラーでした。さりげなく師匠の本らしき物が風呂場に置いてあったり。ええ、畑さんのお勧めの通り絶望先生を上にして買いました。恥ずかしさは変わりませんでしたが、なにか?
- 作者: 久米田康治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/17
- メディア: コミック
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で、逃げ出すロボットについてもう一度。
これはソニーがAIBOから撤退のパロディではありませんから!
2006/1/27に書いたように時系列的にパロディではありません。
なんにしても、久しぶりの暫定最終回。アニメって半年周期なんですかね。だったらざっくり言って半年で26話、一年で52話。原作を再構成すると、ここで一年が終わるくらいでちょうどいいのかな?
- おまけページ
マリアさん・・・・
物語の中で彼女が活躍するのは中盤の途中からだと思うんで今はまだしょうがないんじゃないかと・・・
ずっと「語り部」的なポジションではなくて、いずれは物語の主軸となる登場人物だと思ってますから。
- プロフィール
意外だったのが、美希が一ページで泉、理沙がページ半分だったこと。意外だ。
いずれにしろ、この三人は本格的に物語には絡んでこないと読んでいます。でも漫画としては必要な登場人物ではあるだろうと。特に泉はプロフィールにもあるようにこの漫画では珍しいキャラなのでいろいろ「使い道」があると思います。七巻にはあの話は収録されるのかな?
- 後書き
いや、100話は見えてると思いますよ。確実に。全く人が悪い(笑)ナギちゃんのぶっ壊れた漫画楽しみにしています。
この先しばらくは一話完結というお話ですが、だいぶ構成に自信がついてきたんだろうなぁと思ったりしています。七巻収録分では一話にするのは内容濃すぎてもったいない様な話もありますから。
- 次巻予告
六月ですか。長い。長文は今回で一区切りにしようかと思ってますが、三ヶ月あると何か思いつくかも知れません。
- 裏表紙
神父が出るとは思わなかった・・・彼はデザインされた登場人物じゃ無いと思ってたんだけどなぁ。どうなんだろう。
- 背表紙
サク、本編には出ていないような気がする。次巻では大活躍なのでなぜここにという漢字もする(笑)
- 四コマ
だめな姉としっかりものの妹。緊迫感のある笑顔は結構好き。
- 表紙裏
これを本編で・・・って、どういうタイミングでどういう状況なんだ。っていうかこの先やってもべつにいいじゃん。三千院の屋敷にもああいうぼろい部屋があるんですね。
- 裏表紙裏
謎(笑)
- 背表紙裏
VIPか・・・
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