第80話 ひまわりの種より焼き芋かな

普段は扉絵などについては二日目に書くんですが、一つだけどうでもいいことが気になりました。
題字が透過になっている。。。
ほかにつっこむところあるだろ!という声も聞こえるような気がしますが、それは毒電波だと言うことにして先に進みます(笑)


今日は珍しく正攻法で行きます。

えーーーーーー
どこからみてもラブコメに見えます。
で、考えてみました。そもそもラブコメというカテゴリーはどういう物を指すのか。
はてなのキーワード解説によると

ブコメディー(恋愛を主体としたコメディー)の略。

とのことです。一行です。そう考えるとハヤテのごとく!はラブコメと言える。
でも、ほかのラブコメとは決定的に違うところがある。それは、ラブコメと思える話にヒロインが絡んでこないことです!
そもそも少年漫画的ラブコメって普通は主人公とヒロインがけんかしたり誤解したりすれ違ったりなかよくなったりけんかしたりけんかしたりして(けんか多いな)いろいろな障害を乗り越えて行って、最後には仲良くなってめでたしめでたしっていうふうに認識してます(そんな単純な話ばかりじゃないけどさ)。
そう考えるとどうしてもハヤテのごとく!という作品をラブコメととらえるには抵抗があるんです。実は俺が最初に予想したエンディングは「ハヤテのごとく!という作品はラブコメになった瞬間に終わりを迎える」だったんですよ。それがたぶん一周年の扉絵のノーマルエンド。作者にそれを否定されたようなきがしているんです。
今の時間の流れだとラブコメになるまで余裕で実時間では十年くらいかかってしまうわけですが、さらにその先があるんじゃないかとにらんでいるので二十年くらいは続けないと真の結末にはたどり着けないんじゃないかと思います(笑)
それはともかくとして、ヒナギクさんがとらえた現状がなかなか興味深かった。ヒナギクさんの中では、ハヤテ君が女性として認識していて自分がよく知っている人物は「自分」「西沢歩さん」「マリアさん」の三人みたいです。ここにはナギちゃんは入ってこないんです。
ヒナギクさんにとっての「仮想敵国」は西沢歩さん、マリアさんの二人ってことになります(エレベータの中でハヤテ君が押し倒していた(いるようにみえた)のはマリアさんってことに気づいているってことですかね、これは)。
転じて、西沢歩さんからみての「仮想敵国」は、ナギちゃん、そして今回新たにヒナギクさんが加わりました。
ことあるごとに作者は物語にとっての神であると書いていますが、それを読んでる我々も実は「神の視点」から見ている。登場人物の視点で見るとまた状況が変わってくるわけですよ。来週、登場人物の認識がどう変わるのか、興味深く見守ることにしましょう。少なくとも外伝の話にはつながってきますね。もしかするとホワイトデーイベントは無しになるかもしれません。


さて、さっきラブコメというのは主人公とヒロインを中心とした恋愛模様というようなことを書きましたが、ハヤテのごとく!がこのままの形でヒロインを変えて進んでいくのではないかという議論があります。
実際ヒロイン交代は実例あるし。うる星やつらとか。でも、決してそうはなりません。珍しく断言します。もし、ヒロイン交代があったらこの作品は終わります。畑健二郎さんはその覚悟をしている。そして恐ろしいことに編集サイドも覚悟している。そうでなければバックステージとかおまけとかにああいうこと書かせませんよ。俺がそういう立場だったら絶対止める。だって変更したら予定通り進んでないことがばれちゃうわけじゃん。こまい設定の調整ですむレベルじゃない。俺は事なかれ主義だからね(笑)ラブコメ部分だけが受け入れられてそれ以外のところが受け入れられなかったら打ち切る覚悟してますよ。


この作品のヒロインは三千院凪以外にありえません。主人公は綾崎ハヤテ以外にありえないんです。そうでなければこの作品になりえない。このタイトルにはなっていない。「普通におもしろい普通のラブコメ」になっていたはずなんですよ。
よく考えてみるとそういうべたべたなラブコメって少なくとも俺の目に触れる範囲にはないような気がする。そしてそれを求める市場ってのは確実にあると思う。だからラブコメ要素が強いときに評判がいいってのはすごく納得できる。その方向性でもよかったかもしれないんですよね。でも間違いなく言えること、それはそうなっていたら俺はこの作品にここまで深く興味を持つことはなかった。



  • 三すくみ

ナギちゃん、西沢歩さん、ヒナギクさんの三すくみ体制。考えてみるといろいろおもしろいです。現在のステイタスを確認してみます。


ナギちゃん
 西沢歩さんに対して優位に立っている
 ヒナギクさんにハヤテ君がなびくのを心配している


西沢歩さん
 ナギちゃんに負けたことを認めている
 ヒナギクさんとの間には今回誤解が生まれた


ヒナギクさん
 ナギちゃんは眼中にない。子供だと思っている。
 西沢歩さんに対する誤解は今回解けた。


ハヤテ君のことを好きになる、あるいは気になるきっかけも三者三様です。(たぶん)
ナギちゃん…告白されたと誤解(いわゆる爆弾)
ヒナギクさん…ハヤテ君の天然ツンデレにやられた
西沢歩さん…不明


書いてみたけどどうもしっくりこない(笑)。ラブコメ要素から考えちゃいけないような気がしました。もっとほかの部分も含めた人間関係ってのを考えないとうまくいかない。ラブコメ的に言うと、むしろ、ハヤテ君が、どの女の子と一緒にお風呂に入りたいかの選択をせまられた三人の三すくみの方がしっくりくるな。




今日はこの辺にしといてバックステージやら2chやらほかのサイトやらを見ることにします。もしかすると更新を心待ちにしている人もいるかもしれないし>自意識過剰


いつも書いているのと違うPCで書いたら変換でかなーりいらいらしました。ATOKを教育せねば!
おやすみなさい。


楽しみにしてるのはおめーだけだろと思ったら

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