第88話 どう感想をかけばよいのやら

感想第一部です。
なにも見ずに本編だけの感想です。


先週と併せて前後半とのことでしたが、見事につながっています。自転車の話はギャグにしてスルーかと思ったんですがそれで1ページ使用。しかし、ヒナギクさんの誕生日プレゼントは決まらず。もしかしてこれは中編で来週後編だったりするんでしょうか??


扉絵の件とかまぁいろいろあるわけですが、今週はポイントが多く、新企画もあり、そのうえ遅くに書いているのでこれからはポイント列挙に入ります。

今週の一コマ

旅行の準備をするのにプリントアウトしたりコピーしたりしていて思い出しました。
おれのプリンターには一度しか使っていないスキャナー機能がある・・・
てなわけで、今回だけか期間限定か今後毎週かわかりませんが、一コマだけアップロードします。

拡大してもきたないです。すいません。いろいろいじって余計ひどくなった。来週以降やるならもうちょっと勉強します・・・
迷ったんですが、今週はこの1コマ。ヒナギクさんが素直になった状態が描かれています。
先週俺よりも漫画を多く読む友人と話したとき、彼はハヤテを普通の漫画と思っていて、俺は数十年に一度でるかどうかの漫画と思っているという大きな違いがあるわけですが、それでも見解が一致したのは「作者は心理描写に力を入れている」ってところです。
ヒナギクさんという登場人物は、「人からこう思われたい」という意識が非常に強いように思えます。だから一人の時と他の人がいるときとでギャップがある。そして他の人が自分をどう思っているか、それと「なりたい自分」にギャップがないかどうかをかなり気にしています。そのあたり、この一コマから始まる流れの中で描かれているのかなと思ってます。

力関係の構築

そう遠くない将来、西沢歩桂ヒナギクという力関係が構築されるようなのですが、まだそれはできあがっていません。西沢歩さんが、生徒会三人娘と偶然知り合ったことがその変化のきっかけになるのでしょうか??

ネガティブな人たち

ハヤテ君と西沢歩さんの思考回路が似ています。バックステージの記述などを読むと二人とも色濃く作者自身を投影しているのかもしれません。
今回西沢歩さんはかなり幸せな経験をしました。なのに「落ちがある」と思ったり「嫌われている」と思ったりしています。ネガティブですねぇ。
しかし、彼女は決して諦めない。それがまた何とも微妙な感覚です。

5人娘とハヤテ君

これが、ハヤテのごとく!という作中世界でのハヤテ君の主な友人関係になるんでしょうか。4ページ目の最終コマとスキャンしたコマどっちをアップロードすべきかかなり迷いました。あとあと考えるとこっちの方が今週の一コマにふさわしいかもしれません。

新キャラ登場となるのか?

終盤で登場した「アーたん」。彼女は新キャラなのでしょうか。「悪の女王」という言葉が出てきましたが、彼女が悪の女王なら、俺がかつてかいた「悪の女王=シスター」という構図は崩れます。
絵柄をみるとお嬢さまチックな髪型・服です。アーたんというニックネームはすでに登場したお嬢様方の名前と一致しません。年の頃は16才グループに分類されるんでしょう。
となると、もし登場するならば白皇学院に通っている生徒としてか、別の学校に通っていてヒナギクさんのライバル的な存在になるとかが思いつきます。だいたい俺の思いつきははずれるわけですが・・・そこが面白いんだけどね。

綾崎ハヤテができるまで

ハヤテ君がなぜこれほどまでに強靱な肉体を持つに至ったか。その原因がアーたんだったら笑えますね。出生の秘密がとか三千院家との過去の接点がとか裏設定があることもありえますが、むしろこういうエキセントリックな人によって生み出されたという方がハヤテのごとく!という作品らしくてよいです。
裏設定より作中の変化だけで十分楽しめますから。

西沢歩さんは報われたのか

ハムスターといわれ、カラオケ合戦でぼろ負けし、あまつさえトラにくちびるを奪われた報われない少女西沢歩
今回扉絵で普通にかわいい絵を描いてもらえました。さらに、自分がハヤテ君から嫌われているわけではないことを知ってしまいました。ラブコメ的には二歩ぐらいリードしています。
このリードするタイミングで、先ほど書いた新キャラにより刷り込まれたハヤテ君のポリシーが描かれているわけです。このタイミングで「すぐにハヤテ君が誰かとくっつくことはない」ということを読者にしめさないとまずいでしょうねぇ。暴走ハムスターになっちゃうかもしれないから。




とりあえず第一部では最終コマはスルーします。


午後に後半の第二部をアップロードする予定です。