自分のために整理をしなくては

ハヤテのごとく!感想リング at はてな
Something Orange
を登録してくださいました。
このサイトは私も愛読しているサイトでして…紹介するまでもないとは思いつつもご紹介。
おそらくここのサイトと読者数が2桁あるいは3桁違うような気がします。熱心な読者数という意味ではもっと違うかもしれません。で、Webリングで表示される注目エントリーが全てSomething Orangeになりました。でもしきい値はこのまま1件のままで行きます。3件、5件と設定すると、読者数が少ないサイトがここに表示される可能性が極めて低くなってしまいますので…




今日のトピックスはそれで終わりですが、来週以降に向けて混乱している話をちょいと整理しておこうかななどと思いました。例によってほとんど前に書いたこととの重複なので読み飛ばしてください。自分のための記事です。

  • 1.物語の終わり

決まっている。

  • 2.物語の終了条件

日付(時間)である。きっちりとある日付という訳ではないかもしれないが、少なくともそれほど広くない範囲の日付がやってくるとこの物語は終わる。

  • 3.主人公

ハヤテ君。

  • 4.ヒロイン

ナギちゃんとマリアさん(忘れがち)。

  • 5.世代分け

13才世代と16才世代、今は差が大きいが物語が長く続けば相対的な差が縮まる。

ただしその主人公は複数。

    • 少年少女の成長

一人の成長ではなく全員が成長する。

    • 借金返済

忘れがちだが基本設定

    • 遺産の行方

これもラブコメ展開の中では忘れがち

    • お金の価値観

今はギャグにしか使われていないけれど、登場人物それぞれが違う価値観を持っていることが描かれているので大きな物語要素になる可能性がある。

    • 幸福論

不幸を描くことは幸福を描くこと。その概念は人によって違う。お約束のハッピーエンドであるとしてもラストでそれの方向性が見えるのか、あるいは幸せになって終わるのか、幸せであることに気づいて終わるのか。それは登場人物それぞれ異なる可能性もある。

  • 7.物語手法

結末が決まっているので本来帰納法で語るべき物語を演繹法で語っている。結末で登場人物がどのようなステイタスにいるのか、読者にも作者にもわからないが、「この範囲内に収まってなければならない」という制約が存在する。作者にとってもパラメータを各話で調整し、意図通りのところに落とし込んでいくというゲームになっている。パラメータに1対1にとどまらず1対N、N対Nの人間関係が含まれるため、異様に複雑な構成にならざるを得ない。主人公、ヒロインはもとより、基本設定さえも見失いがちになる。
結果的に時間経過を丹念に追うという状況になっていて、あたかも架空世界の出来事を作者が記録しているだけのようにみえるかも。今までに主に小説で多くの人が挑戦してきた手法に接近している。難解な物になりがちだが、今までのところ難解さが表面に出てきていないのは特筆すべき事。
おそらく作者はそれを狙ったわけではなく、あるイベントを起こすのに前提条件を作中で整えなければならないという制約を付けたがゆえにそうせざるを得なかったからこうなっていると思われる。もしかすると、この手法は今後の物語構築のスタンダードになるかもしれない。グインサーガにも似ているようにも思えるが、どこか根本的に違うところがあるように感じているがどうなのか?登場人物たちの目指す目標が設定されていないことか?

  • 8.物語の到達点

現状では明確には読みとれないが、「読者に何かを伝えたい」タイプの物語ではなく、「読者に物語を呈示し、それをそれぞれの価値観で読みとってもらう」タイプの物語の可能性が高いと思う。現状をみると、登場人物それぞれにファンがついていて、それぞれの物語要素にもファンがついているようなので目論見通り進んでいるようにみえる。物語要素のどれかが突出して評判がいいようだと道を誤る可能性がある。


独り言なのでいつも以上にまとまりがない…