創作物を「売る」

POP2*0
「ビジネスの非常識」が「ヒットのジョーシキ」と化すセオリー(レコード業界編)
レコード業界に限らず、どの業界でも「売れる空気を作る」ことに腐心しているのは事実です。それがマーケティングの神髄の一つだと思う。ネタにもされる「全米一位」の乱発とかもそうでしょうね。俺自身、あまのじゃくなので大ヒット作には飛びつかないようにしているのですが、実際には自分が気に入るかはわからないけれど売れているから買うという層が多数存在しるのでやむを得ない。作品の価値は、発表されて何年残るかというところにあると思うんですが、商業的な成功は発表した直後に答えが出てしまう時代です。
紹介した記事での「ヤマト」とか「ガンダム」の例は、コンテンツ自体の魅力が大きかったから成功例となったわけで、これが通用するのはごくごくわずかなコンテンツだけでしょうね。
逆に後半の例は、コンテンツ自体の魅力は度外視して(魅力ある物も少なからずあるとは思うけれど)とにかく売るという事を重視している様に見える。
ビジネス的には後者の方が魅力的でしょうけれど、創作物を世に広めるという仕事をしている人としては前者で一山当てたときの方がはるかに満足感が高いんじゃないかなと邪推しました。