東京を横断して昭和の時代を偲ぶ。

※この記事は関東ローカルでお送りします。


立川まで行ってきました。今日はその話を書きます。

プラン

秋の行楽シーズンに千葉は松戸から立川まで車で行くってのはかなりつらいです。両方とも高速道路が使いづらい土地柄。しかも秋は中央道が機能停止する可能性が高い。
そこで、高速道路を使わないプランを立てました。
いつもの道で東京都心→靖国通り→青梅街道→五日市街道→わけのわからない国分寺・国立・立川の道。完璧です。漏れがありません。実際にはナビの力を借りて細部を検討しました。しかし、いかんせん時間が読めない。やむを得ず余裕を見て待ち合わせ時刻の3時間半前に出発しました。

東京へ… 意外な第一関門

朝の国道6号は快調でした。亀有警察署前では多少流れが悪くなっていましたがそれはいつものこと。金町陸橋がすんなり流れてくれれば何も文句はないです。ところが、意外な渋滞告知が…
東向島から青戸八丁目 5Km」
ありえねぇ。そうとう渋い渋滞です。平日の朝通勤ラッシュ時のようです。困りました。いきなりプラン変更ですよ。
環七外回りに入って総武陸橋まで行き、蔵前橋通りを使うことにしました。決して空いてはいなかったけれど水戸街道の渋滞につかまっているよりは時間が稼げたとは思う。

都心の風景

いつものくせでなんとなく靖国通りには素直に入らず大一通西行きで九段下まで。大型トラックが路駐しているのがやたら目立ちます。資材納品までの時間調整でしょうか。工事現場効率化のために公道に負担がかかっています。俎橋(まないたばし)の上から目白通り入り口まで工事をしていて微妙に詰まっていました。
道路交通の要衝市ヶ谷交差点も難なく通過。都市計画ではJRの駅舎をつぶして靖国通りを直線に近い形にするはずなのにいつまで経っても具体化しないなぁ。

職安通り

さて、今日のルート選定の肝のひとつがこの道です。職安通り、放射6号線。ついに抜けました。はじめて通ります。
曙橋交差点の先で靖国通りからはずれます。いずれ職安通りが本線扱いになるのでしょうが、いまはまだ、線形も看板も新宿大ガード方面が本線扱いです。
しばらく走ると大久保通り若松町から別れた道と合流します。ここでも大久保通り方面が本線扱いでした。しばらく2車線になりますが、明治通りを過ぎ、JRのガードをくぐり、かつてドンツキだったところから片側1車線になります。そこがすごかった。
上下線の間に立ち退いていないのか撤去が終わってないだけなのかわからないけれど家が取り残されている。ものすごくシュールな光景です。しかしまぁ、よくもあれだけ建て込んでいたところに道を造った物だと感心しますね。

環八手前の狭窄区間

淀橋交差点で靖国通りから青梅街道と名前が変わった道に合流。中野坂上、鍋屋横町、杉山公園、高円寺陸橋と痛い目にあったことが多い交差点を過ぎます。車の量は多いけれどそこそこ順調。そして、五日市街道入口というそのものズバリの名前を持つ交差点から五日市街道に入ります。この道は拡幅工事が進んで走りやすくなりました。東京から西に向かう方法として、普通は甲州街道、井の頭通り、青梅街道がメインなんでしょうが、私は方南通り→人見街道、五日市街道を愛用しています。比較的空いていると思うんですけどねぇ。実際にはどうなんでしょうか?
どうでもいいことですが、昔仲間内で「井の頭通り」を「いのあたまどおり」と隠語っぽく読んでました。隠語でも何でもないですけどね。これって一般的なんだろうか?
さて、広く快適な五日市街道にも狭窄区間があります。環八内側数百メートル。なんでなんだろうねぇ。人見街道も同じポジションのところがやたら狭いし。五日市街道は人見街道のようにすれ違い困難などということはないのですが、多少プレッシャーを感じるくらいには十分狭いです。

五日市街道

環八を越えるとほぼ直線の道。春日神社前をすぎて松庵、その先は実ははじめて通る道です。井の頭通りは吉祥寺駅前という混雑ポイントを通る、ならば五日市街道なら、と思ったんですよ。でも結果はいっしょ。駅の北側を通るか南側を通るかの違いです。
突き当たりを左に折れると川沿いの道。突き当たるのは千川上水でその後千川上水の元となっている玉川上水沿いを走る道らしい。風情があっていい感じです。でも、玉川上水沿いの道は狭い。右折とかで詰まることが多い。
玉川上水の北側から南側に移るところで目立って詰まっていました。昔の環八大鳥居の交差点みたいな構造だからしょうがないですね。踏切が無いだけこっちの方がマシだ。
ナビの指示通り中央線沿いに戻ろうとしたら右折禁止の所を右折するようになっていて断念。自力+ナビで国分寺は恋ヶ窪というところまで行き、西武線の踏切を越えつつ国立駅に向かいました。

国立

国立なんて俺には一生縁がないところです。たぶん、きっと。はじめていきましたよ。踏切で詰まるんだろうなとおびえていたら既に高架かされていました。すばらしい。おかげで10分以上は節約できていると思う。
国立駅前から立川駅に向かう道が面白かった。立川市に入ったところから急に広くなる。道路行政に対する考え方の違いでしょうかね。松戸市市川市の場合にも同じようなことが言えます。

立川

指定の場所が駅前だったので、混雑におびえながら走りましたが、朝が早かったせいかそれほど混んでませんでした。コインパーキングが大量にあったので駐車にも困りませんでした。意外だった。立川に行ったのも初めてだったんですが、松戸よりも栄えている…。

昭和記念公園

さて、ここで立川に向かった目的をはじめて書くような気がします。そう、国営昭和記念公園が目的地でした。昭和を振り返るのですよ。昭和を。「飛行場の跡地だよね」って言ったら「はぁ」って感じでした。俺も古い人間なんだなぁ。昭和生まれですから。メンバーは前に働いていたところの同僚たち。といっても初対面の人が二人いました。いったいどういう企画なのか、謎。
立川と西立川の両方に駐車場があるので、遊び場に近い西立川に向かうことを選択。そこで最後の渋い渋滞にはまりました。青梅線踏切、あなどれない。ところが、到着した物の駐車場が満車。どうした物かと思ったら、駅至近距離にコインパがありました。一日止めても\700。迷わずそこに止めましたよ。立川から西立川まで歩くとたまらないもん。車で来てるのにわざわざそんなことしたくない。


公園ではまずバーベキュー。その食材を運ぶのに車が必要だったんですね。実は。それだけのことのために俺は3時間かけて立川まで行ったんです。好きだからいいけどさ。
設備は全てレンタル。コールマンのツーバーナーを貸し出してた。金かけているな!おい!!さすが国営。
ポンピング済みだったけどサブバーナーになかなか火がつかずに難儀しました。いつもはメインバーナーだけでお湯をわかしたりしていて必要な時にサブバーナーに添加するから一発でついていたんだなぁと改めて思った。で、知らない人はポンピングという言葉も知らないんだなぁと思った。かくいう俺だってキャンプに行くようになるまでツーバーナーなんてしらなかったんだし。
たらふく食べた後、3on3用のコートを借りてくれた人がいて、いろいろな遊びをしていました。もうね。だめ。つかれた。怪我しなくて良かったよ。まじで。

砂川八番

帰り道も一人でした。そりゃそうだ。電車の方が速いから…。昭和記念公園をぐるりと周り五日市街道へ。しかし、上りは混んでいそうだったので砂川八番というところから青梅街道を目指しました。ナビがそう指示した。しかし、その道が萌えた。狭い。曲がっている。いい感じ。
小川橋という変則的な交差点をルール通りかどうかわからない曲がり方をして小平上宿という交差点で青梅街道に合流。しかし、ここが混んでいた。青梅街道が混んでいて入れない。
そこで東神田メソッドですよ。いったん頭を左に振ってからの強引な右折。意味あるのかわからないけれどとりあえず信号一発でいけた。

青梅街道

混んでた。よくよく思い出してみたら、昔は知ったことがある2車線の快適な道は「新」青梅街道だった…。だめ。踏切あるし。田無で混んでるみたいだったし。なので、新小金井街道で日和って右折しました。

謎の道

素直に五日市街道を行ったら混んでいることはあきらか。ならば冒険しよう。青梅街道と五日市街道の間に、一見まっすぐ抜けているように見える道がありました。行くしかない。


行ってみた。はまった。


途中までは快適だったのに、突然狭くなって植え込みにすりながらすれ違うようになったり順方向イッツウになたり、最後には逆方向一通になってジエンド。知らない道はこれだから面白い。ナビの力を借りて復帰しました。ナビ無かったらにっちもさっちもいかなくなっていたかも。

五日市街道から青梅街道

そんなこんなで帰りもなんとか五日市街道まで復帰。夕方だけれどもそれほどは混んでいませんでした。青梅街道も順調でしたが、新宿大ガードで渋滞の情報有り。だったらまたいくっきゃないでしょう。

再び職安通り

ということで帰りも職安通り。淀橋の交差点で「飯田橋」方面に曲がれば行けます。考えてみれば飯田橋って職安の代名詞。職安通りが言い得て妙になっているのが面白い。
しかし、この道、夜は全く別の顔。歌舞伎町の脇を通る靖国通りほどじゃないけれど、幹線道路としては周辺に飲食店街があるのは痛い。いずれ立体化しなきゃならなくなるんじゃないだろうか?
帰りは靖国通りに戻らず大久保通りから飯田橋へ向かいました。途中の市谷柳町交差点の構造は面白いんですよ。大久保通りは上りも下りも交差点のかなり手前にただ単に車の流れを遮るためだけの信号がある。Wikipediaによると環境対策らしいですけれど、その割には俺が車運転し始めた頃はその信号無かったような気がする。混雑緩和の狙いもあるもかもしれません。裏付けとれなかったけれど。その信号で、交差点に流れ込む車の量を調整して、交差点内に車が取り残されないようにしているんですかね。あるいは、外苑東通り側から左折したときその先スムーズに流れるようにしているんですかね。

聖地巡礼

飯田橋から外堀通りに入るとしばらく聖地巡礼の旅です。まずは後楽園、東京ドーム。一部の野球ファンにとっては聖地みたいなものです。私にとっては違いますが。水道橋交差点をすぎ、その先のわかりづらい所を日本サッカーミュージアム。わからんけどたぶん聖地なんじゃないの??違うのかな??そして、蔵前橋通りに入ると、そこは末広町秋葉原の北端です。

国道6号の抜け道

さて、ここからが今日のメイン。20年近い研究の成果を発表します。夕方混雑時国道6号線の渋滞をいかに避けるかです。今日はさほど混んではいなかったようなのですが、念のため時間を読めるこの道を使いました。本所から松戸まで1時間程度です。
まず、曳舟川通りに入ります。この道は上下合わせて3車線くらいの幅があるところを2車線で使っているので走りやすいです。
そして、新四つ木橋南詰の更正橋を右に曲がります。万一新四つ木橋が渋滞していると橋の上で立ち往生するからです。
京成押上線の高架をくぐったら左折します。四つ目通りのなれの果てに入ります。最初から四つ目を使わないのは走りづらいから。狭い上に押上商店街なんで人が多い。そしてドンツキを右。荒川堤防上です。すぐに信号を左折すると木根川橋。歌にもなった橋らしいですが、困ったときの木根川橋として一部で有名です。たぶんものすごく狭い一部だと思いますけど。
渡り終えたら右折。新小岩方面へ。そのまま道なりに走ると上平井橋で中川を越えます。さらに直進。上平井商店街の道なので狭い上に歩道が無くて決して走りやすいとは言えない道です。
平和橋通りも越えると順方向の一通になって多少走りやすくなります。とはいっても突然横から自転車が出てきたりするので注意は必要です。
なんともいえない目立つ交差点で左折します。かつての用水路あとです。その道をまっすぐ進むと新小岩のサニーボウルがあります。
奥戸街道に当たったら右。すぐに環七交差点になるので左です。この道の唯一の弱点は環七を使うことです。環七が機能停止しているとにっちもさっちもいかない。
なんとかがんばって右に車線変更をして、中川の橋を渡った直後に右折。下り坂で後ろから突っ込まれるとやばいのでウインカーは早めに。再度高砂橋で中川を渡ります。渡ったら次の信号左折。よく考えてみたら、奥戸街道か蔵前橋通りから新金線に沿ってこの交差点に出てくる道を見つければ環七問題も解消されるんだな。こんど試してみよう…
走っているとだんだん心細くなります。踏切が見えてどこに行けばいいのかわかなくなる交差点まで来たら右。そのまましばらく行くとセブンイレブンがあるのでそこを左。このセブンイレブンは場所の割には駐車場が広くて愛用しています。今日も一服とお茶をしました。問題はこの交差点に信号がないこと。不安になります。
しばらく走って、この辺かなと思ったら右。でもうちょい走ってセブンイレブンがあったらまた左です。そのまままっすぐ行くと水戸街道の金町陸橋登り口の交差点に出ます。
続いて千葉編。東京編は主に青戸八丁目交差点の混雑回避策でしたが、千葉編は松戸隧道、七畝割対策です。
松戸バイパスの快適な道で「ここしかない!」というところを左に入ります。ここもスピードが乗った車が多いのでウインカーは早めに。曲がるとすぐに止まれがあって一見ドンツキのように見えますが左側を並行して走る道に合流するための止まれです。バスも通る道なので注意して右折します。すれ違い困難な幅がしばらく続き、江戸川堤防沿いに出ると快適な道になります。
葛飾橋から降りてきた道とX交差しますが、右に行くと松戸市街地渋滞に巻き込まれるので直進します。堤防沿いの道です。この道は千葉の道らしく右折レーンも右折信号もないので詰まりますが、対向が渋滞していることが多いのでちょっと我慢すれば動き出すはずです。
しばらく走ったら右。当然右折信号も右折レーンもありません。焦らずまったり待ちましょう。しかし、赤になってから3台のローカルルールを適用したがる人もいるので追突されないように気を付けてください。
道なりに進むと古ヶ崎5差路。そこを2次の方向に進めば通称川鉄通りにでます。そこからは竹ヶ花立体か馬橋陸橋で国道6号線に復帰することができます。一件落着。


このルートではトイザらス渋滞の回避はできません。正直あれの回避方法はないかも。せいぜい右側にいるってことくらいかなぁ。奥に入れば地元の道はあるけれど、看板も信号もない交差点を曲がったりすることを強いるから厳しい。


今日書いたルートは地図で追えるはずなんですよ。簡単。ところが実走するとわからない。表現で使ったように、頃合いを見計らって曲がるみたいな感覚で覚えるしかない。一度覚えれば目印とかも見つけられるようになるんですけどね。
裏道見つけるのは面白いけどリスクはあります。迷って時間を無駄にするリスクもあるし事故を起こすリスクもある。こういう趣味はあんまり良くない趣味なんだろうなと思いつつも、いまだ獣道を探す癖は抜けません。