112話 本気でJR東日本と組もうとしているのか?

今週は記事を小分けにした方がいいかもしれないと思いました…どうしよう。そうだ、書いてから考えよう。それはいい考え方だ。
執事検定にまつわる話、鉄道ネタにまつわる話、表題の件、そして物語的な話。盛りだくさんです。

今週の一コマ


説明は「鉄道ネタ」で。

鉄道ネタ

伊豆への行き方

学生時代にたまり場に顔出して飲みに行こうとしたらみんなで伊豆に行っていました。置いてけぼりは悲しいので電話をしたら駅まで迎えに来てくれる約束をしてくれたので身一つで行きの電車賃しか無いのに伊豆まで行きました。そんな貧乏人は特急列車になんて乗れません。
それはともかく…今回この漫画の面々は伊豆に向かいます。主人公とメインヒロイン二人はスーパービュー踊り子3号*1に乗ることにしました。
この選択は有りだと思います。しかし、他にも行き方は多数あります。お金持ちになった気分で書いてみましょう。



楽なのは上二つです。この漫画の舞台がどこかを考えると、今回電車に乗ったのが何で新宿ではなく東京なのかというのはちょっと謎。
それはともかく、ナギちゃんは鉄オタにアドバイスされたということになってますけれど、それは大変危険な行為です(笑)。鉄オタの特性は、

  • 普通は選択肢に入らない経路を選択する
  • 行きと帰りで無意味に違う行き方をする

です。気を付けましょう。まぁ俺だって人から相談されたら1〜3の中から選択しろっていうな。4はちょいとマニアック。5はマニア以外にはお薦めできない。


実際問題としては伊豆に行く時にはまず車です。車でも選択肢がたくさんあります。書こうとしたけれど全然本編と関係ないことに気づきました。

251系

参考資料:251系(日本の旅・鉄道見聞録より)
JR東日本の電車形式名は、上一桁が架線電流、二桁目が用途、三桁目が用途内での製造順です。三桁目は奇数が形式名となって、偶数は奇数と同じ形式で使われます。例えば、251系だったら、251ではじまる車両と250ではじまる車両があるということ。なぜそうなっているのかと言われても不確かな答えしかできません。たぶん2両で1ユニットを組んでいたからなんだろうなと訳のわからない言葉で憶測を書いておきます。形式名の後ろにハイフンがついて三桁の連番がつきます。形式名の前には車両の属性を示すカタカナがつきます。例えばサロ251-1とか*2。この場合だと、中間車でモーターがないグリーン車です。運転台付きは「ク」、モーター付きは「モ」、グリーン車ではない一般車は「ハ」です。さっき乗ってきた常磐線グリーン車は「サロE530-4」でした。だからなんだと言われても困るけど…。
二桁目は5以降が優等列車です。昔は5,6,7が急行型、8以降が特急型だったのですが、急行が絶滅寸前の今はそうなっています。常磐線を走る特急もE651とE653で真ん中は5です。
一桁目は1〜3が直流用、4〜6が交直両用、7〜8が交流用です。常磐線は交直両用が主力ですが、それ以外の首都圏路線は直流用ばかりが走っていると思っていていいです。
3桁の前に「E」がついているのはJR東日本の車両ということを示す物だと勝手に思っています。そうしないとJR各社間で形式がかぶってしまうから。実際常磐緩行線を走っている207系は関西の主力車両207系と違うのにかぶってしまっています。たぶんそれがきっかけで「E」を付けるようになったのではないかと思っています。
と、つらつら書いてみましたが、251系には乗ったこと無い(笑)。書けない。伊豆急リゾート21には乗ったことあるんですけどね。
参考資料:伊豆急2100系
伊豆急はいろいろな電車が走っていて楽しい路線です。

うわ。こうくるか。「今週の一コマ」で取り上げたところです。
実際今時駅弁を売っている小さな駅なんてめったにないです。どこかなぁと思ったんですが、架空の駅を作りましたか。
東海道線伊東線伊豆急行線って、海沿いを走っているように見えて意外と海が見える駅は少なかったりします。この駅は架空の駅なので特定できるわけがないのですが、早川と根府川の間なので、この辺りだと思われます。
後ろに山が見えますけれど確かこんな風には見えなかったはず。裏山も高いんですよねぇ…この辺。早川というと「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ早川口」と歌にも歌われた(嘘)交差点の印象の方が強烈だな。

台車

鉄オタにもいろいろな人がいて、「台車オタ」と言われる人もいます。
国鉄-JRの車両形式称号の規則と言うサイトに台車の型番が出ています。
このサイトとその他の情報を合わせてみたところ251系は651系と同じ台車とのことです(DT56、TR241)。くどいですが651系といえば常磐線で130Km/h運転をしている車両。かなり高性能な部品を使っているけれど東海道線では130Km/h運転はしていない。むしろ部品共通化によるメンテナンスコスト削減が主眼なのかな?
いえ、俺は台車オタではないんですけれど…。何でこんな事を調べたかって言うと、台車の絵があったので忠実に再現しているのか気になっただけです。
最後に台車の写真。
DT56
TR241
いずれもジャンパ連結器の世界内の台車カタログというサイトにある資料です。
ちなみに…私はお気に入りに入れました…。



執事検定

うわー…そういうことか…。
サーチエンジンにネタバレされていた。
今週に入ってから「韓国 ハヤテのごとく!」や「台湾 ハヤテのごとく!」でここに来る人が多くてさぁ。なんでかなぁと思っていたらそういうことか…。
つーことは俺が検索して答えを探そうとすると自分のサイトが出てきてがっかりするってことですか、そうですか。
このクイズ自体はなかなか面白いです。どうせネットで解答は出回りますけれど楽しめる。一問目は新事実じゃないですかね。BSやCSではなく地上波でアニメを放送すると言うことです。これだけプロモーションしてれば当たり前なんですけれどね。
賞品が…何とも微妙な…(笑)。「畑先生が途中までプレイしたソフト何か一本」って(w。
ちょっとツボに来た。
追記:Q11 の選択肢、完全に読み流してました。そういえば、これ、某掲示板以外ではあまり言われていない話ですよね…。あの言葉で検索してここにたどり着く人がいることは秘密。



それ以外のポイント

表紙

メイン3人ですか。なんかサンデーじゃないみたいに見えました。でも、駅売店で買うと表紙なんて何が書いてあっても抵抗ありません。

カラー

驚いた。マリアさんがまたコスプレしている。冗談はともかく、本編で寝る時以外にメイド服ではない服そうって、学園潜入意外には無かったと思われ…。

扉絵

ちょっと驚いた。主に真ん中あたりにいる4人に驚いた。特に西沢さんに驚いた。

伏線というか予定

春休みの旅行はナギちゃんの両親が絡んで来ると思っていたので意外でした。こういうことか。登場人物それぞれのコンプレックスが刺激されて同じ場所に向かうという筋立てでしたか…。そして、コンプレックスという概念がたぶん存在していない伊澄ちゃんが同行するために妖怪退治の一件があった。妖怪の話を書くためにコナンサンタが…。あれ?なんかおかしい。まぁいいや。

なぜこのメンバーを集めたのか

それがこのイベントのポイントになると思います。ヒナギクさんと伊澄ちゃんが参加すると言うことはバトル展開になることも予想されますが、西沢歩さんがいるからラブコメ展開の可能性もある。さっぱり読めません。まとめでも触れます。

伊豆まで100Km

鉄オタの常識。東京〜熱海が約100Km。下田までだと150Kmくらいあるんじゃないかな?



人間関係

関係は変わってないですが、ヒナギクさんが胸の大きさにコンプレックスを抱いているという表現は初めてだったと思います。



まとめ

ようやく見出しの件について書くことができます。
鉄道ネタの所に書いたように、伊豆に鉄道で行くには複数の手段があります。一番速いのは圧倒的に新幹線なんですよ。でも、始発から座ったままで行きたいのなら踊り子です。
それだけの理由で踊り子になったと思うんですよ。
しかし、せっかくなので妄想を膨らませてみましょう。
いいですか。新幹線はJR東海の路線です。踊り子が走る東海道線伊東線JR東日本の路線です。つまり「JR東海ではなくJR東日本を利用するストーリーを作った」という歪んだ読み方ができてしまうのです。
それがいったいなんなんだと思われる方もいるでしょうけど…
tanabeebanatの日記 この企画はマジであり得る
マンガのしっぽ☆アニメの背びれ 妄想列車で行こう!
明日はきっと。 ハヤテのごとく!と東北新幹線はやて号
こういう話題がつい最近出たばかりなので…。
JR東日本小学館タイアップ広告の可能性です。
おっかないねぇ。実現しちゃったりしてねぇ。そうなったらびっくりだよね。


鉄道ネタはマニアからすると薄味でした。前に地下鉄の話が出てきたので、意外なところで意外な線路がつながっている話とかが出てくるかとも思ったのですが…。一般向けに許容できるのはこのくらいかな?普段漫画やアニメやゲームの話題には取り残されることが多いのでちょっとうれしかったりしました。鉄道ネタのところを読み返してみると、どうみても『ハヤテのごとく!』の感想には見えません。おかしいなぁ。こんなはずでは。台車なんか調べているうちに目的を見失ってしまったからなぁ。世の中には俺の知らない良いコンテンツがたくさんあるんだなぁと改めて思いました。


112話のストーリーについてもまとめてみましょう。この話でナギちゃんの成長欲は変わってないなということがわかりました。彼女は早く大人になりたいのですよ。子供だと言われると怒るけれど、自分では自分が子供であることは誰よりもわかっているんですよ。もしかすると、ハヤテ君から何も言われていないにも関わらず、自分が大人にならない限り自分の恋は実らないことも本能的に理解しているのかもしれません。
ハヤテのごとく!』という漫画では、ハヤテ君がナギちゃんにかけた言葉についての誤解が解けるということが一つのマイルストーンになっていると思います。いわゆる「爆弾処理」です。すでに爆弾は実効性を失っていて処理する必要はないのではと私は感じていますが、作者、畑健二郎さんは作中で説明することを好む傾向があります。一部の読者が自然に感じ取れればいいとは思っていないように見受けられます。よく見ると、今回集められた少女たちはハヤテ君に対して全員「フラグ」が立っています。来週か再来週、そのことが大きな意味を持ってくるのかもしれません。16才と13才。二つの世代を同時に描くことによるメリットが炸裂するかもしれませんよ。


今週はこんな感じで書いたので疲れました。明日の感想はあるのかどうか自分にもわかりません。




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*1:現実世界では1号

*2:存在確認していないので架空の車両かも