最終回に耐えられるのか?

116話を昨日の夜も読み返してみたのですが、すごい破壊力でした。98話とは質が違う。98話にはいつものハヤテのように落ちにあたる話が付いていたけれど116話にはついてなかったのが原因なのかなぁ。
「全速力で…」
って表現がね。くる。予定調和のハッピーエンドではなく、これからも二人は走り続けるんだなと読者は予感するエンディングです。この後の物語を妄想してしまいます。
やっぱり構造的な違いだけでなく話の質が98話と116話では違うんだろうなぁ。そういう分析は苦手です。私は構造にしか目が向かない。話の詳細についての分析は2次創作をしていらっしゃる方の方が的確な言葉で表現する事ができると思います。
昨日見つけた一例
くるくるばたばた 西沢歩の変化について
なんというか、こういう記事はこのサイトには求めないで下さい。書けないから。触れてみた物のどうもまだ受け止め切れない俺がいる。


さて、『ハヤテのごとく!』という漫画ではこういう場面がまだまだ用意されているはずです。そして、おそらくは『トゥルーエンド』に到達できるんじゃないかと思います。
その時に、それを受け止めることができるのだろうか?
漫画としての表現方法、シナリオの組み立て方などで作者はこれからも成長すると思います。それをさっ引いて考えても、98話116話といった中途のエンディングでこれだけの破壊力を見せつけられるとめちゃめちゃ怖いです。読んだらどうなっちゃうんだろう?俺??受け止めることは無理だけど生活に影響がでるんじゃないかな?その頃も働いていてたら木金有休を取っておいた方が良さそうだと思いましたよ。コミックス最終巻発売が平日だったらその日から週末までも。
この話は危険すぎる。これは構造だけの問題ではない。一つ一つのシナリオも危険です。そのシナリオが大量に用意されていてそれらが全て絡みあっているんだから未曾有の大惨事が起こることは目に見えている。事前にわかっているのに阻止できません!(笑)
畑健二郎さんという漫画家に感じた「怖さ」はこっちが主な原因でしょうね。実際には絡みあっているからやばいんですけれど、構造とシナリオは分けて考えると理解しやすいな。
この3日間でいろいろなことを理解した私です。これをまとめれば一本の記事になるなぁ。長そうだなぁ(笑)。


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