スーパーハイブリッドコミック『ハヤテのごとく!』

今日の記事はこの記事も含め6部構成にします。



1部はこの記事です。
2部がメイン。『ハヤテのごとく!』という漫画が持つ「スーパーハイブリッド構造」がいったいどういう物なのかを説明します。この構造がこの漫画の魅力の源泉です。この記事では自分語りを一切しません。もし読んで自分語りと感じるところが有れば私のミスか表現力のつたなさによります。あくまでもこの漫画の構造とそれが何をもたらすかの説明に徹します。想定対象読者は2005/8/19以前の自分自身です。『ハヤテのごとく!』という漫画を読んだことがなく、また今後も読む予定がない読者でもこの作品がどういう構造を持つ作品なのかわかるように説明し興味を持ってもらうような文章を書くことを試みます。内容は比較的難しいかもしれないです。特に文学を勉強した人に読んで頂き率直な感想を伺いたいです。
3部は、その結論に至るまでの過程とその結論がもたらす物について説明します。2部とは逆にいつものスタイルで自分語りをしながら話を進めていきます。想定読者はこのサイトを読んで下さっている皆様です。このサイトで今まで書いてきたことは決して首尾一貫しているわけではなく、横道にそれたり袋小路に迷い込んだりしていました。なぜこの結論に達することができたのか、なぜ今までここに到達できなかったのかを書くことは自分自身の覚え書きとしても意味があることなのではないかと考えております。
4部はこのサイト内の主要関連記事と公式サイトへのリンク集です。


5部は今日の記事のまとめ。想定している読者は普段からこのサイトを読んでいる方です。6部は今回提案する言葉を回答に使ったFAQです。ネタです…。どんなにシリアスでもネタは混ぜたいです。真面目に書いた2部にもちょっとしたネタを混ぜていたりするし。この辺りも畑健二郎さんとシンクロしているんですよね…(笑)。


また、今日の記事とは別にテレビアニメ化を機に読み始める読者を対象にしたこの漫画を紹介する短い文章を用意しています。そちらは軽く読めると思います。アップロードは今度の金曜か土曜です。


この記事をアップロードすると私の中では一区切りつけることができるでしょう。今までこのサイトに書いてきたこともそれなりに自信がありました。しかし、今日の記事とは根本的に違います。今日の記事にはベースとなる根拠があります。もはやこれは読者の妄想ではない。確実に作者の意図を把握し、作者も気づいてないこの作品の持つ力を指摘していると自負しています。
そして、この記事は今までこの日記で書いてきた読書感想文の総まとめにもなるはずです。こういう作品に巡り会いたいから今まで私は本を読んできた、それが伝わればうれしいです。
魅力の源泉を知ってしまえばその作品から興味を失ってしまう事が普通です。しかし『ハヤテのごとく!』は違う。その理由の一つは未だ物語序盤であるということ。構造も作者の才能もおおよそわかった。しかし、それでもこの先うまくいくかはわからない。その不安感があります。もう一つの理由はその構造故に全く先が読めないということ。もしかすると作者ですら先が読めないのではないかと思うことすらあります。そういう作品であるはずなのに先が読めそうな気がする。だから毎週予想を裏切られるという状態が続きます。
私は今後もこの漫画を読み続けます。このサイトに感想を書くことも多いと思います。今までは、なぜ感想を書きたくていてもたってもいられない気持ちになるのかわかりませんでした。しかし、今はわかっている。この違いは感想を書く上で非常に大きいです。
この文章を機会に、なぜこの漫画に過大とも思える期待を寄せる読者がいるのか、そういう人は『ハヤテのごとく!』がどういう漫画であると考えているのかを理解して下さる方がいらっしゃれば幸いです。