ネットを実名性にした場合信頼性をどう担保するのか?

殿下執務室2.0 β1 ネットを実名制にしても、ねぇ。
この話題にはあまり興味が無く、どうでもいいと思っているのでネタ的な話しか思いつかないのですが、そもそも実名制って実現する可能性あるの?っていうそもそもの疑問があるので書いてみます。


ただ単に名を名乗るだけだったら今と一緒。なりすましだって簡単にできちゃう。
裏付けとなるIDが必要とかいう話になったら、そのIDを売買する裏市場ができるのは目に見えています。たぶん需要はあるはず。そしてその利益はおそらく裏社会に流れます。
んで、残るのは実名だから信頼性があるっていうことだけ。実は信頼性は匿名時代と何も変わっていないのにもかかわらずね…。たぶんね、表題の件、どうやっても担保できないと思うのよ。


マスコミに対して私はかなりシニカルな見方をしています。マスコミが「公正な報道を目指す」とかいいだすのは、自ら公正な報道なんかできっこないということがわかっているのに「公正な報道を目指す」と言うことによって公正であるかのようにみせかけているだけじゃないかと思っています。で、俺を含めてそのスタンスにだまされるわけです。
それと同じで、ネットは実名制だから安心とか言っても実際には安心ではない。なのに安心だというイメージだけが先行し、それに裏切られた人は今まで以上に深い傷を負うことになる。


友だちと話していると「匿名でなければ書けないけれどどうしても人に知らせたい情報」ってのは確かに存在します。妄想ということにして事実を書くことだってあります。
実名制になってもそういう情報を書くことはできる。それは何も変わらない。しかし、実名制によって、同じ文章であっても読む人のとらえ方は大きく変わる。それだけのこと。それがいいことかというとそうとも言い切れない、それだけのこと。


この記事は名無しさんによって投稿されました。