ニコ動「アニメチャンネル」の特異性

ニコニコ動画に「アニメチャンネル」?
一昨日の記事へのコメントでいただきましたが、4/19から放送というか配信されます。
MADを作っても問題はないとかいう話で話題になっています。しかし、ニコニコ動画でアニメを配信すると言うことは、今まで出来なかった「あること」ができるようになる、そういう側面もあります。むしろそっちが本命のような気がしてなりません。
今日はそのことについて書いてみます。


ニコニコ動画での配信でできるようになること、それは

  • 1.放送(配信)日をスキップできる
  • 2.長さと回数を意識せずに作品を作れる

ことです。
テレビアニメはもちろんのこと、劇場版映画やOVAでも作品の長さと公開時期にある程度の時間的制約はあるはずです。作品の長さは後でDVD化することを考えると、テレビと同じ枠に収めた方が得策ではあるけれど、ネット配信ならば決して「必須」ではなくなります。


それによってどういう事が起こるか。


まず、時間あわせのためのエピソードが不要になります。たとえば、アニメにすると時間的に長すぎたり短すぎたりで中途半端な話をやれるわけです。
さらに、放送をスキップできることによって、力を入れて作りたい回があった場合にはそこに注力するため休むこともテレビアニメに比べれば自由にできます。


ビジネス的に成功するかどうかは未知数です。さらに、制約が無くなったからと言っていい作品ができるとは限らないのも事実でしょう。それでも、今までにないことができる、ネットでのアニメ配信がユーザーやクリエイターにどう受け止められるのか、注目しています。






以下一昨日のコメントを受けての余談。
上記の理由でハヤテをネット配信するとしたら、原作通りそのままアニメ化することも可能になります。しかし、それをやっちゃうとアニメのクリエイターが欲求不満に陥るんじゃないかと思いますね。
もしやるなら、今の時代電波には乗せづらいという噂のラブコメパートに特化してやるとかいう方法になるんじゃないかと思います。でもなぁ。声優さんの打ち上げの話とかBSでの物言いを聞くとなぁ…。あり得ないことをやりそうな気がするんですけれどねぇ…。