読書感想文 畑健二郎著『神様にRocket Punch!!』感想 ギャグセンスは変わっていない

詳細はあえて語りませんが、デビュー作をようやく読むことができました。これで後1作です。畑作品でまだ読んでいないのは『電神ソフィア』だけ。


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1話完結の短編なので感想と言われても困りますねぇ(笑)。


ハヤテのワタルくんに似ている男の子が主人公で表紙カバー裏の神様がヒロイン?です。主人公のおじいさんが死んじゃったところから話が始まります。そのおじいさんが生前神様と寿命50年分と引き替えにある望みを叶えてもらうという約束をしています。ところが、神様が遅刻をしてしまい…。その望みは孫である主人公が叶えることになる。
おおざっぱに言うとそんな話。
神様は昔から酷い目にあっていたんだなぁ。


サンデーに載っていたらきっとスルーしています。つまり、酷くはないけれど突出して面白くもないと言うこと。手厳しいこと言っているかなぁ。人それぞれ基準は違うと思います。私は、すぐに気づくよっぽど突出した物がないとちゃんと読もうとは思わないぬるい読者なのでそう思うだけかも知れません。漫画に限らずにですよ。小説だって1冊読んでよほど気に入らなければ同じ作者の本を続けて読もうという気になれませんから。
あまりに酷いと次は読まないけれど記憶には残りますね。そういう意味で申し訳ないけれど『神様にRocket Punch!!』は記憶にも残らないでしょうね。普通に面白い漫画です。


しかし、この作品には畑健二郎さんの才能の片鱗を見ることができます。たとえばここ。

こういうギャグセンスは、苦手な人もいるだろうけれど私は好きです。そして、こういうセンスを持った人はそれほど多くはいないんじゃないでしょうか?


このセンスと、読者には見えないショートストーリーを作る能力の高さを編集さんに見いだされたんだろうなぁ。


この作品もいずれ出版されるでしょう。その時はまた改めて感想を書こうと思います。その時にはなんでロケットパンチがタイトルに?ってのもわかるとおもいますし。