井上堅二著『バカとテストと召喚獣』文字で書かれたギャグ漫画

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

認めたくない。最初っからもうダメなのよ。俺の価値観ではこれは小説ではない。でも、認めたくないけれど、面白い。


ブコメ要素はあるけれど、それ自体もネタに使われているノンストップギャグだなという感想を持ちました。ラブコメなんてくそくらえだ。おもしろけりゃいいんだよ!そんな痛快さを感じた。
こんな感じの小説、初めてではないです。筒井康隆さんの作品にあったはず。すぐにどれと言うことはできないけれど。むろん筒井さんのにはラブコメ要素なんかはなかったけれどね。


これは文字で書かれたギャグ漫画だな。作者の才能を感じる。
ただ、残念なのは、っていうか普通なのは、と行った方がいいのか。あらすじが追えちゃうんだな(笑)。それがなければ完璧だったのだが(笑)。
この作品も続きを読もうと思いました。だって、面白いんだもん。自分の価値観で小説家どうかなんて別にどうでもいいこと。ライトノベルなんてジャンルも知ったこっちゃない。


面白いから、面白そうだから読む。ただそれだけの話。