ニコニコ動画からの展開はこの方向しかないのかなぁ

IT Media 「もらえるべき対価、損している作家も」――「ニコ動」発の商品化、広がりと課題

前にも書いたように(面倒だけど検索して関連記事を掘り出します)、無法地帯としてではなく、きっちり管理した形で、ビジネスとして発表の場を用意するという方向性には何の危惧も抱いていないし、それによって才能ある人がそれなりの対価を受け取ることに対しても文句はありません。
ただ、気になっているのは、結局

「プロになりたい人をサポートする道の1つとして、商品化という道を示し、よりクリエイティブな人に集まってもらってニコニコ動画を面白くしたい」

というポジションからは抜けられないのかな？ということです。
私自身アイディアがあるわけではないので偉そうなことは言えないのですが……。

私は地味なシステムの開発者でもあるので、システムが世界を変えるなんて言うことは妄想だとは思っています。泥臭い論理で動いている裏側だって少しは見聞きしていますからねぇ。でも、それでも、ネットがリアルの「下」に位置している現状に対してはなんというかもっとうまくできないのかなぁと思っています。もしかすると閉塞感のある現状を打ち破れるのではないかという幻想を抱いているんですよね。
ニコニコ動画ってのは、他の動画共有サービスとは違って、そこだけで一つの生態系を形成できるのではないかと直感したんですが、それは間違いだったのかも知れない。
やはりネットはリアルのサブセットであるしかないのかなぁとさびしくなりました。

と、あんま関連してないけれど……

2008/5/27 ニコ動とオタ系サイトは共存できない

読み返したら面白かった。そりゃまぁ自分で面白いと思ったから書いているんで当然と言えば当然だな(ｗ。それを他の人が読んで面白いと思うかどうかは別問題だしわからねぇ。