俺が「コミュニティ」を作ろうとしない理由

上の記事とも微妙なつながりがあってきっと下の記事とも微妙につながっていると思う。

さて、この一見何も関係ない記事を読んでいったい私は何を思ったのでしょうか???


まず上の記事から行きましょうか。
この記事を読んで俺は思ったんです。この人と、オフラインで、話の内容を決して公開しないと言う条件で話をしてみたい!ってね。

実際のコミュニティの活性化や問い合わせ応対などは僕以外のスタッフが中心にやっているわけですけど。

とありますが、俺はその「実際の応対」に非常に近いところで仕事をしていたことがあります。
でね、「やっぱり同じ事思うんだぁ」と感心するわけですよ(笑)。

「世の中にはいろんな人がいる、という価値観を説いていく」



俺も今ではそう言う風に心の底から思えるようになりました。しかし、そんな感じの仕事に携わるまではどうしても自分自身の考え方を中心に考えてたんですよねぇ。いや、その仕事している時だってどうしてもそうなっちゃってていろいろ失敗もしましたよ。
そういう失敗の話とかって表に出せないけれど経験した人同士が話すとほんと面白いです。相手が何の気無しに話すことがとても参考になったりします。俺はそんなに経験が深いわけではないので駄目かもしれませんがもしかすると俺が何の気無しに話したことが他の人にはとても参考になるかも知れないですからねぇ。
ただ、それはお互い対等であり、かつ公開しないと言う条件でないとなかなか話せません。
ここでは俺は公開論者ですがリアルの仕事では全然違いますからね。むしろ秘密主義者。っていうか普通秘密でしょ?企業秘密ってやつですよ。


コミュニティを運営する以上、そういういろいろな価値観を持つ人を相手にしなければならないんですよ。上の記事で言ったら「広告うざい」って言う人もいるし「いや、むしろ歓迎する」って言う人だっているんだよな。それをオプションにするにしたってどちらをデフォルトにするかでまたもめるわけだよ(笑)。不毛だけれどね。だって正解はないんだもん。一人一人の正解はあるけれど総意としての正解はない。それこそサイレントマジョリティを考慮しなければいけませんから(笑)。


俺は、やっぱそんなことやってられねぇ!と思っちゃうわけだ。仕事だったらしょうがないよ。ぶっちゃけ自分に向いているとは思えないけれどそんなこと言ってられない。対価をいただく以上は自分ができる限りのことをしますよ。でも、今は趣味でやっている。広告を表示して小銭を稼ぐことすら趣味の一環。どういうデータが取れるか楽しみながらやっている。稼ぐことが主目的だったらやってらんないよ、こんなの。


コミュニティを主宰する以上、自分自身の意見というのはその場では持てなくなる、くらいの覚悟がないと難しいのでは無かろうか?と俺は思っています。そして、その覚悟は少なくとも趣味ではしたくないから俺はコミュニティをやらない、そう決めているわけです。




そこで2つ目の記事。
持っている才能も外から見える方向性も違うのは承知の上で言わさせてもらうと、俺の本質的な指向はそっちなんですね。そして、今までの実績で成功しているのは圧倒的にそっちなんですよね。
欲しい物がない。読みたい記事が検索しても見つからない。だから「しかたなく」自分で作る、書く。他の人がやっていたらそれでいいんですよ。わざわざ自分がやる必要性が見あたらない。他の人がやっていない、あるいはやっていても自分のニーズには応えていないと思えて、さらに自分でそれができるかもしれない、できなくてもそれをやることは面白いのではないかと思えた時、俺は実際に行動を起こしました。今のところそれが俺の成功体験。成功っていうほど成功していないけどさ(笑)。ええ。失敗例もたくさんありますよ。忘れようと努力して本当に忘れているだけです。


そう言う意味では今現在は存在しないコミュニティを作る、というのも大きなモチベーションにはなると思うし、成功すればものすごく良い経験になると思います。しかし、残念ながら俺の場合はそれをするよりも楽しいことを先に見つけてしまったんですよねぇ。