チャンスは誰にでもある。しかしそれを物にできるのは一握りの人間だけだ。

だがこういったサービスで一番もうけているのは、コンテンツを作っているユーザーではなく、プラットフォームを提供している企業だ。

そうなんです。それが当たり前なんです。だってプラットフォームを提供するにあたり資本を投下しているわけですからね。回収できなかったらだれもプラットフォームなんか作りませんよ。コンテンツを作る人がそれぞれプラットフォームを自分で作る??いや、実際作っていらっしゃる人だっていますけれどね、それ無しでコンテンツを発表できるからこそ埋もれていた才能が開花するんです。


コンテンツを作る側から見ると、自分が作った物によって収入を産み出すってことは2の次に考えた方がいいと思いますね。まずは発表をする。その発表すら今までできなかったんだから。それが手軽にできちゃう時代になったんだから。発表しないって手は無い!
そして、それが多くの人に受け入れられればその次のステップに進むことができるんじゃないかなと思っています。
この記事で言うところの

富の再分配

は、俺は必要ないと思っています。特に「公共セクター」が介在する必要性は全くないと考えています。純粋に競争原理が働いてその中から突出した才能が生まれ自分の力で巣立っていく、それで十分だと思っています。逆に巣立ちたくない才能だってきっとあると思うんですよ。しずかにゆっくりと何の見返りも無しに作品を作り続けていたい、そう言う人だってきっといるはず。そう言う人にとってはネットは居心地いいでしょうねぇ。


発表の場があることによってたしかに裾野は広がったけれど、基本的にはネットもリアルも変わりは無いと思います。多くの才能が入り乱れ、その中から突出した才能や運を持った人がその世界のプロとして食っていけるだけの収入を得ることができる。あくまでも裾野が広がっただけ。競争はむしろ激しくなっていると思います。100人に1人、あるいはもっと少ない割合でしか世に出る人はいないんじゃないかと俺は思っています。


結局方向性は違うけれど上の記事で書いたのと同じ構造なんですよね。手軽に始めることはできるけれど、その中で「勝ち組」に入ることはとても困難です。もしかするとリアルよりもネットの方が競争が激しい分だけ難しいのかも知れません。


俺は「中の人」的な仕事もしたことがあるので思うんでしょうが、インフラを提供している企業はきっちり儲けるべきだと思います。インフラが整っていてはじめて世に出る才能だってきっとあるはずなんです。インフラは大事……。