『魔法先生ネギま!』と『さよなら絶望先生』と『ハヤテのごとく!』と……
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- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/02/17
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ネギまと絶望先生の感想を別々に書こうとしたのですが、発売からずいぶん日が経っているのでいまさらって感じだし、思ったことがあるので3作品まとめての印象を書いてみます。
ぱっと見と逆なんですよねぇ。そもそも「お前の第一印象がおかしい」と言われそうな気もするんですけれどねぇ。俺はそう思ったって話。
『ネギま!』は女の子がいっぱい出てきて、それぞれの女の子が違う属性を持っていて、それぞれにファンがついて……。っていうのが基本っていうイメージなんですよ。『絶望先生』はまずネタがあって、それに加えていろいろな属性を持つ女の子が出てきてそれぞれにファンがついてというイメージです。『ハヤテ』はその中間。
ところが、たとえば今回同時に発売された『ネギま!』25巻と『絶望先生』16巻を見るとそうじゃないんですよねぇ。『ネギま!』はあくまでもまずストーリーがあって、そのストーリーの中で女の子が出てくるって感じ。むろん女の子だけに的を絞って読んでいる読者もいるとは思うんですが、脈絡無く人気がある女の子が出てきてメインになるってのは考えづらい作りになっています。
それに対し『絶望先生』はキャラの登場が脈絡無い。人気があるキャラを前面に押し出すことは比較的簡単だと思う。それをやるかどうかは作者次第ですが(笑)。キャラの属性がはっきりしているのでそのキャラが出てきたらその場面でどういう反応をするっていうのだけを書くことができます。そして、そこで話をドライブするキャラをほとんど違和感なく変更することができる。
『ハヤテ』はここでもやっぱり中間ですね。『ハヤテ』の場合はそれぞれのキャラが属性を持っていると言うより別の物語の主人公になっているので、同じ時間帯という制約はあるにしても脈絡無く別のキャラの話を持ち出す事は不可能ではない。それを読んだ読者がどう思うのかという話はありますけれどね。そもそも作品全体を通してメインとなる話がまだわからない、もしかすると最後までわからないので、その時メインだった話の主人公がその話をドライブすることになっていると思います。