読書感想文 小林立著『咲 -Saki-』6巻

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)

咲 Saki (6) (ヤングガンガンコミックス)



靴と靴下を脱いだだけであれだけ覚醒するんだったらパンツを脱いだらえらいことになるんじゃないかと……。エロいことにもなるんですけどね……。


冗談はさておき、一見普通の主人公が覚醒する姿っていうのはわかっていてもワクワクする物がありますねぇ。
この作者、麻雀をする人のこころがわかっているように思えます。導入部での原点縛りの話も、麻雀をする人なら「んなことできっか!」っていう設定なんですよね。今回のカンでアシストってのも「んなことあるかよ!」と突っ込んでしまいたくなる。こういうできそうもないことを一種の天才がやっていくっていう作品の場合、ある程度読者を驚かせないといけないけれどあまりに先鋭化してもいけないという気がするんですよね。『咲 -Saki-』の場合はそのさじ加減がうまいように思える。特に主人公のがね。
主人公以外のキャラはやりすぎ感や足りない感があるので余計にそう感じるのかも知れません。ステルスはないだろう……(笑)。


アニメはどうなるんでしょうか?原作でこの戦いが終わる前に2クール終了を迎えそうな悪寒。オリジナルの結末が待っているのか?掲載誌を追っているわけではないのでわからないんですよねぇ。