読書感想文 藤井昌宏 他 著 『ハヤテのごとく!! Posters!』

TVアニメ ハヤテのごとく!!POSTERS! (Sunday official guide)

TVアニメ ハヤテのごとく!!POSTERS! (Sunday official guide)



「Girls in PACK」ですよ!


見た瞬間思った。これを持って電車には乗れない。
いや、大きさ的な意味でね。




冒頭の件、金色のシールで封入されているのですが、剥がすのがなかなか面倒でして……。おそらくこういうことをやると剥がすのを失敗して痛むことを見込んで保存用を買う人がいるっていう寸法なのでしょうか?(笑)
シールを剥がすと注意書が出てくるし……。まぁBSを読んでいたので驚きはしませんでしたけれどね。


おっさん的な感想を一言で言うと、2次元の普通に売れる写真集って感じ。まぁ写真はそもそも2次元って話ではなく生身ではなく絵っていう意味合いで2次元。俺はこういうのに慣れてないけど普通にあるんでしょうね。きっと。
女の子は全部で13人(ハーマイオニー含む)。ナギ、マリアさん、咲夜、伊澄、サキさん、ハムスター、ハーマイオニーヒナギク、美希、泉、理沙、千桜、愛歌です。生徒会3人娘とか組みで描かれているのも多いので本編の枚数は全部で9枚ですね。それ以外にもアニメから切り出した絵を集めたりとか作画資料とかもありますけど。
ヒナギクさんメインのやつだけが4倍の大きさ、つまりA2です。きっついなぁ。ヒナギクさんはそれほどいやらしい感じはしないのでこれを部屋に貼る猛者はいるでしょう。実家でも……。
他ので貼れそうなのは……。ナギのとハルさん愛歌さんの組み合わせのとかな?それ以外は無理だ(笑)。俺には無理(笑)。
畑健二郎さんが作画発注したとのことですが嫌がらせですか??(笑)
本編で一番エロイのはサキさんでエッチなのは西沢さんでしょうか?エロイとエッチの違いはきっとわかってくれる人がいると信じて……(笑)。
女の子同士が絡んでたり絡みそうになっている構図が多いのですがそっちの方が好きって言う人は当然いるでしょうしその方が多数派だからそうなっているんでしょうね(笑)。




作画資料の方、絵にはそんあに興味があるわけではないので「ふーん」って感じで眺めるしかないのですが、「天王州アテネ」という名前を出していた。アニメでは「謎の少女」になっていたけど出したんだなぁと。もちろん幼生だけですけどね。顔を描いてはいけません とか指定されているし。




さて、まだDVDとかブルーレイとかのリリースは続いていますが、アニメ2期も無事に終わりました。結末でアーたんが出てきたので、見ている人は「続きもやるのかな?」と思うような終わり方でした。俺がそう思っているわけではなく原作読まないでアニメだけ見ている友人がそう思ったって言う話です。
2期同様に原作準拠で行くとしたら、おそらくは今連載中のゴールデンウイーク話が中心になると思われます。その時、原作ファンとアニメから入ったファンの温度差がなかなかきつくなるんじゃないかなぁといらぬ心配をしています。原作はその場面を終えて次のステージに行っているでしょうからね。
そしてもう一つ。ファンの入れ替えが起こるように思えます。もう既に起こっているのかも知れない。
今日紹介したポスターブックみたいなのを買うファンは相対的に減っていくんじゃないかなぁと思うんですね。そういう意味ではもっとライトな、物語を追うことを主眼に置いていてキャラを愛でたりすることが無いファンが増えてくるんじゃないかなぁと。実際、コミックス21巻を買う人のうち、いわゆるオタクの比率って多くの人が思っているほどは高くないんじゃないかなと想像しています。そればっかりは実際にデータを取らないと本当のところはわからないんですけど。そうでないといくらなんでもサンデーで2番人気にはならないと思うんですよね。そして、そういう要素を持っている作品だとも思っているんですよね。




離れていくファンもいると思います。その中にはお金を惜しみなく注ぐファンだっているとは思います。でも、何のかんの言って大事なのはコンテンツだと思うんですよ。コンテンツっていう言い方すると怒る人もいるらしいのですが、広い意味でのコンテンツと理解すればいいんじゃないかなぁと思います。そしてそのコンテンツである作品そのものがより多くの読者の目に触れることが大事なんじゃないかなぁと私は思うんですよね。
次にプロモーションを仕掛けるまでに、私だったら「オタク向け」っていうレッテルは剥がすことなく「オタクにも人気がある」みたいな方向に持っていくことを考えますね。


出版社や編集部はわからんけど、作者はいかなる理由があってもオタクのファンを切り捨てることは無いと思いますよ。できた作品がたまたま広く受け入れられる要素を持っているだけであって、それをどう売るかは作者がどう思っているかとか読者がどう受け取るかってことには根本的には関係ないと私は思うんですよね。




混乱気味の感想になりましたが絵を眺めながらそんなことを思いました。手に入らなかった人も……きっと探せば見ることができちゃうんでしょうね。そういう時代(笑)。