貴重な天然資源を守る要塞都市、江戸・東京



おもしれーな。これ。素人ですが、1000億立方メートルと1000億トンでは全くインパクトが違うような気がします。どうでもいいですが立方メートルは業界用語で「りゅうーべー」っていうらしいっすね。ほんとどうでもいいな。
このガス田、大都市の重慶近辺で見つかったとのことですが、当然採掘には大都市ならではの苦労があると思われますね。




さて、上記記事で「アジア最大級」と出ていました。Yahoo!(時事通信)の方を信用すると(天然ガスをトン表記する習慣ってあんまりないみたいなんだよね。)1200億立方メートル。それでアジア最大級です。で、気になったのは日本の誇るこのガス田の埋蔵量です。



うーんと……。
なんか基準が違うのかね?おかしいねぇ。
一番下の資料には可採埋蔵量3,685億立方メートルと書いてあるように見えます。


へー……。すごいんだね。南関東ガス田。




実際には地盤沈下の問題などで採掘は難しいのでしょうが、資源としてはこれだけの物が首都であり世界有数の都市でもある東京近辺の地下に温存されています。
安全保障上の見地もあるかもしれないね。非常に考えづらいですがっていうか脳内シュミレーションでその状況はありえないという結論にはなったんですが、万一日本への航路が封鎖された場合、炭化水素資源が足りなくなることは目に見えています。そういう非常時にはこのガス田の資源を使うことはできるでしょうね。



今みつけてぱっとみただけなので数字の読み方を間違えていると恥ずかしいのですが、日本の天然ガス輸入量は2007年で約900億立方メートルであると読みとれます。ってことは天然ガスだけなら既にわかっている南関東ガス田の埋蔵量だけで4年は戦えると言うことですね。


4年もなのか、4年しかなのか……。炭化水素資源の時代がいつまで続くかはわからないですが、南関東ガス田とかメタンハイドレートとか眠っている資源があっても新たな資源調達先は確保しておいて損はないとは思います。