ハヤテのごとく! 24巻感想

ハヤテのごとく! 24 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 24 (少年サンデーコミックス)



さて、後半戦。



表紙

なかなか凝った作りの表紙になりましたねぇ。こういう仕掛けはこれからもやるのかな?

裏表紙

16才少女漫画担当2人組。この人選は意外。中身が中身だからねぇ。

背表紙

アテネさんの右側には誰が来るんでしょうね。

表紙裏

もうわけわかりません。本編とあまりに空気が違う(笑)

裏表紙裏

RPGですね。

背表紙裏

そういうゲームはやったことないけど、やりたい気持ちはわかるけれど私が想像している様なものでは無い様な気もします。

中扉

ロイヤルガーデンから救い出されたアテネかな?詳細は25巻ってことですね。

目次

本編とは(ry

1話(251話)「夜に光る」

やっと本編ですね。

お友だちとの楽しい旅行モードからシリアスモードへ切り替わるお話。読者サービスに女の子がプールで遊んでいる場面を描いたって言うよりも、その後の話との落差を狙ったんじゃないかなぁと思えます。

2話(252話)「ここから先の未来」

石の予想は見事にはずれたんですが……。
この話は単品で読んだ時の方がキタな。続けて読むと旅行中の1エピソードになるけれど単品で読むと2人の世界ってのを感じられた。
なんかさぁ。ここまでの『ハヤテのごとく!』は、ナギが石を壊してもハヤテとナギの絆が壊れないことを読者に納得するためだけに描かれていたんじゃないかとすら思えてきましたからね。

3話(253話)「Proof」

ナギがメインヒロインであることをたっぷりと描いた上でハヤテはアテネに再び会いに行くことになります。会いに行くというより救いに行くと言った方がいいですね。これだけたっぷりナギサイドの話を描いても、週刊連載時にはすっかり忘れてしまった。この後の話にはなかなか破壊力がありました(笑)。

4話(254話)「そして最後の対決」

珍しいバトル展開。とはいえ、この時点で実はもうすでに戦う理由は無くなっていて、あとはアテネを以下に救い出すかっていうことがポイントになっているんですよね。そういう意味でも似ているんだな。

5話(255話)「一つ目の言葉」

確かにヒナ祭り祭りの展開と似ているけれど、決定的に違うのはハヤテがアーたんの事を好きだということですね。最終コマの意味合いがヒナ祭り祭りとは違ってくるわけで。ヒナ祭り祭りは『ハヤテのごとく!』全体の暫定最終回には成り得なかったけれど、アテネ編はそう成りうるんですね。

6話(256話)「question at me」

というわけで、ハヤテはアーたんに石の状況を伝えたけれど、それをきっかけにしてより状況は悪い方向に進んでしまうわけで……。
話としては切迫感があったんですよね。でも、なぜか背後にぬるさを感じます。それは私が単にこの漫画に対して先入観を持っているからかも知れません。

7話(257話)「誰かが君を」

非常事態にもなぜかのんきなホテル組。こういうぬるさが好きなんです!
この漫画の女の子たちは西沢さんを目指している様な気がしてしょうがないんですよねぇ。普通の女の子が一番強いっていう話の流れになっている様に思えますね。

8話(258話)「永遠のために君のために」

この話のアーたんで今までの展開をすっかり忘れちゃったんだよな(笑)。どうみてもメインヒロインです。まぁ、この話単品で見るとメインヒロインはアテネなんだから当然です。この話単品ってのは、あくまでもアテネ視点での話であって、同じイベントをナギ視点やヒナギク視点でみるとまた変わってくるんですけれどね。

9話(259話)「〜Fly High〜」

バトルのクライマックスシーンが近づいたことを感じさせる話。こういう話の感想は書きづらい、というか書けないです。次週が楽しみ、意外に思い付かないんですよね。

10話(260話)「ETERNAL WIND」

きれいに終わったなと。ハヤテとアテネ、そしてヒナギクにとってそれぞれ意味合いは違うけれどきれいに収まったなと。もちろんヒナギクさんに感情移入している読者にとってはたまらなく切ない話だったでしょうけれどね。
問題はここにはナギがいないことなんです。だからこの話が最終回ではなく、この後何話か続いたんですね。

11話(261話)「イチャイチャイチャイチャ」

おそろしく脱力感のあるサブタイトルだけれど、中身を読むと確かにそういうサブタイトルであるべきと思えてくるのが不思議です(笑)。
メインヒロインはアテネだよね。ラブコメ的にみると。主人公と相思相愛、しかも10年間お互いに思い続けていたんでしょ?鉄板ですよ、鉄板。なのにここで話が終わらない理由はただ一つ、1巻1話でハヤテがナギに出会ったから。あそこで2人が出会っておらず、ナギより先にアテネがハヤテに出会っていたら、登場人物は全く同じであっても、全く別の物語になったはずです。

おまけ

シリアスな流れをぶった切る三千院紫子。しかし、ほんと、ラスボスっぽいよね。それがまたミスリードかも知れないんですけれどね。
おまけではもちろんのこと、本編でもアテネがシリアス一本のキャラになるとは思えないんですよねぇ。いずれ学園組の一員としてこの漫画の中で普通に自分自身の物語の主人公として振る舞うようになるんじゃないですかね。

後書き

ついったー宣伝しまくり!
25巻は途中からまったく色が違う話になるんですよねぇ。こういう漫画をもしかすると今の子供たちは普通に受け入れることができるのかもしれません。オジサン世代にはなかなか追うのがつらい展開で、だから考えながら読んでいるんですよね。

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次巻予告はともかくとして、ついに来ましたね。『ライフセイバーズ』。
たまたまなんだろうけれど、このサイトには「海の勇者ライフセイバーズ」で検索しに来る人多いんですよね。絶対需要はあるはず。ハヤテほどじゃないでしょうけれどね。
これでやっとおおっぴらに感想が書けます(笑)。



まとめ

とにかく、一つの物語が終わり、ラブコメ的なハッピーエンドを見せつけられました。この後あんな感じでの展開になるとはわかっていなければ想像できないですねぇ。私には。