ハヤテのごとく!334話「Identity Crisis!」感想 欲しいのはメイド写真集

今週の感想の前に、先週金曜日からほとんどずっとハヤテ関連記事を書いているので紹介します(笑)。

編集を変えるだけでそれはそれでまた別の面白さがあるのでファンは買っても損は無いと思います。

たぶんネットに出回っている感想とかを目にしている人も多いと思いますが……。
ハヤテファンは見て損はないと思います。人それぞれこの漫画に寄せている思いは違うと思いますし、XXが出ていない、活躍しないという観点だけで評価する人にとっては苦しいのかも知れませんが、この映画、ほんとにハヤテなので見て損はないと思います。それに劇場で配られる99巻。通常単行本と同じフォーマットなのでとても得した気分になります。もしかすると今後収録はされない話も載っているし。
俺はもう一度見に行こうかななどと思っています(笑)。

映画のノベライズ版です。当然ですが映画を先に見ようと思っている人はノベライズ版は後で読んだ方がいいです。


では、334話感想です。



サンデー裏表紙

神のみ感想とどっちに書こうか迷ったけどこっちに。
神のみの中川かのんとハヤテの水蓮寺ルカはセット売りですか(笑)。こういう架空のアイドルと声優さんを組み合わせたコンテンツを売るっていうビジネスがいつから始まったのかしらないですが、中川かのんがわりとうまくいったからハヤテのルカでも同じ事をしようと言うはなしになったんでしょうね。
別の時空を生きる架空のアイドル2人がリアルで競演するってことがもしかしたらあるのかもしれません。

映画の宣伝

劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH 大ヒット公開中」とか書いてあるけれど、今週号が印刷されたときにはまだ公開されていないはずなのでよい子は信用しちゃダメだよ。
でも、上にも書いたけど、マジでこの漫画のファンには見に行く事をお薦めします。アニメしか見ていない人より原作を読んでいる人によりお薦めしたい。
大ヒットかどうかはわかりませんが、公開初日は見る事を断念せざるを得なかった程度には混んでましたが、そろそろ普通にゆったりと見れるようになっているんじゃないですかね?
閑古鳥はつらいけど、あんまりぎゅうぎゅうなのもつらいですからね。
オープニングでお披露目されたルカの歌も良い感じですよ。ルカが好きな人はその声でコメディパートのセリフを脳内再生してみるのもよいのではないでしょうか?(笑)

仮想今週の1コマ

最終コマ。あーあ……

ポイント

2005年

設定上はまだ2005年である事を確認しました。これってそう言う意味だよね。きっと。他に2005っていう数字が出てくることってないよね。

メイドさん写真集

マリアさんやっぱ知らなかったんだwwww

1000冊

同人誌即売会に1000冊持ち込む人ってどのくらいいるんでしょうかねぇ?
俺には実感がないのですがこの漫画を読むとすごい数だなぁと……。
うちの日記で1000人が読みに来る記事ってのは限られているから、お金を払って本を買おうという人はものすごく少ないんだろうな。

同人誌対決

ナギは忘れていたみたいですが、大丈夫。読者も半ば忘れていましたから(笑)

落としちゃった♥

wwwwwwwwwwwwwwww
対決になってねー!!
畑さん、この落とし方好きだなぁ。そもそもの前提条件を1行で否定するとかねーよwwwww

若葉

真泉の弟子。ビジュアル的には妙に高いスペック。このキャラは今後出てくるんでしょうか?前に言ってた真泉主人公短編のヒロインなのかな?

いい戦い

戦ってないから。と突っ込んだら負け。

本当のライバル

たしかにナギにとって本当のライバルはルカ。途中で話がすり替わってますね。

マリアさん大人気

人気なのはマリアさん……

マーケティング力とコンテンツ

商品に力が無くても優れたマーケティングが有れば物は売れる。悲しいけれどそれは現実。コンテンツにこだわりがある人にとっては受け入れられないかもしれないけれどそれが現実。

完売

ナギはルカの同人誌が何部作られたのか知っているんでしょうか?それを知っての反応なんでしょうか?

まとめ

そうかぁ。そういえばそうですね。ナギはルカのステージを見て「神様みたい」と思ったんですよね。そしてルカのような特別な何かになりたいとその時思ったんですよね。
しかし、ルカはルカで、今自分がいる特別な場所ではなく別の特別な場所に立ちたいと願っている。
この漫画では冒頭からそうなんですが、登場人物それぞれが別の目標に向かっていますよね。そしてその目標も達成されたかどうかに関わらず時を追うごとに自然と変わっていく。
今回の同人誌対決編も、最初は真泉さんとナギ&ルカとの対決だったはずが、いつのまにかナギとルカが別々の本を作って対決する事になっていました。ナギとしてはルカの作った本を売るのではなく、自分が作った本を売りたかったんでしょう。だからこうなった。
そして、ナギが自分で作った本。マーケティングに成功して順調に売れています。しかし、それを買う人の目的としているコンテンツは……。
まだナギの気持ちの描写は出てきてませんが、試合に勝って勝負に負けた、という感じなんじゃないかな?実際に売れる数は1000部作ったナギと30部しか作っていないルカでは比較にならないはずです。しかし、それぞれの満足度は大きく違うはず。
ナギの同人誌は自分の漫画の力で売れたのではなく、マーケティングメイドさんの写真という一発ネタ的なコンテンツで売れている。それに対してルカの同人誌は内容をちゃんと読んだ人がそれを氷解して売れている。その違いはものすごく大きい。
商売としてはたぶんナギのやり方の方が王道。しかし、ナギは商売として同人誌を売りたいだけではないはずなんですよね。漫画大好きですから。読むのも好きだけれど書くのも大好きですから。自分が書いた漫画がきちんと評価されて売れていく事を本当は望んでいるはずですから。
今回は、まず自分の描いた漫画を多くの人に行き渡らせたいと割り切ってこういう手法を取ったのでしょうけれど、その結果を見てどういう気持ちになるんでしょうかね?




おそらく来週は同人誌編&アパート編開始当初のあの場面につながるだろうと思います。
ナギとルカ。方向性は違っても設定上ものすごい才能を持つ2人。この2人は今後切磋琢磨して行くのか、あるいは協力して事に当たるのか、はたまた局面に応じてそれぞれの道を使い分けるのか。


そして、同人誌編の後、いったいどうなるのか?


気が早いけど、まだわかんないですねぇ。




来週からいよいよ即売会当日です。しかし、邪魔が入る可能性も否定できない、っていうか容易に想像がつきますね(笑)。
どうなるんだろう???




私がこの漫画にこれほどまでこだわっている理由とその説明です。