台湾の廃線跡と謎のトンネル?

例によってぼーっとGoogleMapをみていたら、台湾に萌えたぎる場所がたくさんあって没頭してしまいました。
台湾の鉄道というと、台湾高速鉄道(新幹線)や阿里山の登山鉄道が有名ですが、おれの心をとらえて放さなかったのは台東の鉄道です。




まずは台東市付近。
旧駅です。

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痕跡がわかりやすい。というか台湾鉄道芸術村という施設になっています。
この駅に至る路線は廃線になっていて、今の台東駅は町はずれにあります。

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旧駅に至る廃線跡が見て取れますね。いいねぇ。
台東線はもともと軌間762mmの軽便鉄道規格だったのを1067mmに改軌して輸送力を向上させたんですねぇ。



それを念頭に置いてGoogle Mapを見るととても楽しいです。



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東里駅付近。新線と旧線との分岐が見て取れます。ここから北に向かう旧線は東側の山裾をなぞって進みますが、新線はそのままずどんと北に向かっています。


さて、そのまま路線を北にたどっていくと面白い場所に行き当たります。

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なぞ。

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なぞ。


もう1カ所

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なぞ。

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なぞ。




これって川をトンネルで越えているんですよね。
一般論としてトンネルの方が橋よりもお金がかかるはずなので、トンネルにした明確な理由があるはずです。

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まわりの地形を見ると、ここは扇状地の扇頂付近です。標高はわかりませんが、天井川になっているのかもしれません。また、河川敷の広さを見るとそうとうな暴れ川であることも想像できるので、橋よりもトンネルの方がライフサイクルコストが安く付くという判断があったのかもしれません。
もう一つ思い付くのは軍事的な要請ですが、他の場所を見比べてみるとその可能性は低いのかなぁと想像しています。




未だ台湾に行った事無いですが、大都市だけではなくてこういうところを見てみたいなぁ。