つくばエクスプレスは10両編成まで考えて建設されたのか?
ずいぶん前の話で、ここにも書いたことがありますが、つくばエクスプレス南流山駅の混雑緩和のため、ホームを10両分まで伸ばして上り下りをずらして停車させる工事が終わりました。
先日の台風騒ぎで利用したのですがなんか不思議な感じでしたね。
効果のほどはわかりません。なんせ、ホームにいく前改札で規制していてアトラクションみたいな行列になっていたもんでw
地下駅である南流山駅のホームが取りざたされている8両分までホームを伸ばすことができるのはわかるんですが、10両分までトンネル掘りなおしみたいな大規模土木工事をせずに対応できるとなると、他の駅もそういう準備はなされているのかもしれません。
なので、いつものようにGoogle Mapで見ることができる地上駅のみ調べてみました。
おことわり。
鉄道の運行に必要な設備に関する知識はオタの割にはあまりないので、単純にスペースだけをみています。
中目黒の工事をみたりすると、そういうのって移設で何とかなることも多いし……。
八潮駅
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かなり厳しいように思えます。守谷側に2両分は余裕でここが8両対応の用地かなと思いますが、秋葉原側は作ることはできるだろうけれどかなり狭そうです。
南流山のホームも狭いですから可能不可能で言えば可能かなぁ。
八潮電留線
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全線10両対応は今のままでは厳しいけれど保守基地をうまくまとめれば中2線はいけそうに思えます。
流山セントラルパーク駅
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相対式ホームで周りに何も無いから今のところ余裕。
地元の友人に聞いたらもしも流山線が廃止になったら流山旧市街の最寄り駅になるという含みもあるとのこと……。
守谷車両基地
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8両まではいけそうだけれど10両は厳しい作りに見える。でも、余裕スペースがそこそこあって、配線変更をすれば10両いけるのかも。考えてはいるけれど簡単にはできなさそうという印象です。
研究学園駅
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万博記念公園駅と同様です。周りの土地利用が10両分ホームを見越しているように見える。
つくばエクスプレスはあまり開発されていないところを選んで作られているから周辺にスペースがあるのは当然なんですけれど、道路やビルの配置を見ると10両分のホームを作ることが前提になっているように見えてきました。
大規模な土木工事が必要となるのは、今回対象としなかった地下駅と掘割タイプの駅、島式ホームの駅、そして電車を寝かせる車庫です。今回見た中では八潮駅が一番スペースが厳しいように見えました。
やっかみ半分ですが、いずれ10両にしてもさばききれないくらいの乗客になるかもしれないなぁと思ってるんですよね。まだまだ開発余地が大きく、交通の便がいいから移り住む人も多いと思います。俺だって移り住みたい。便利だもん。守谷までなら常磐緩行よりTX各駅の方が本数多いんだもん。
東京延伸や8両化が終わってから10両化が取りざたされるかもしれないです。でもそこで打ち止め。常磐快速線みたいな15両化はきっと無理でしょう。
でも常磐線も無理だと思ったけど。主にホーム幅の問題で。
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