レガシィからレヴォーグへ スバルの戦略を推測(妄想)する
このニュースを見たとき、思い切ったことをするなぁと思いましたね。
レガシィツーリングワゴンというのはまだ歴史は浅いけれどブランドが確立していて、他社で言えばクラウンとかスカイラインみたいなもんでそう簡単にやめるとは思ってなかったんですよね。
レオーネからレガシィへと変えたときに中身はともかくブランドとしては生まれ変わって、スバルの今があるのはレガシィツーリングワゴンのおかげだろうなと思います。
新車種はとても興味深く……、なんと言っても1.6リットルのターボエンジンです。今時思い切った物を作ったなぁと。
流行るかどうかはわからないですが、一度乗ってみたいですね。
かつて1.6リットルNAのフラットなトルクでかつよく回った4G61に乗っていた身としては、水平対抗だとどんな感じなのかとても興味があります。
さて、なんにしてももう名前を変えることは発表された。どうして名前をわざわざ変えたんでしょうか?
その理由の一つは上に「興味深い」と書いた1.6リットルターボエンジンの存在だと思います。
排気量が減る=車格が下がる、という印象はどうやってもぬぐえない。だからレガシィという名前を継承するのではなく、新しいブランドとして提案した方がよいという発想なのでは無いかなと推測しています。
インプレッサではなく、もちろんフォレスターでもなく、レヴォーグという名前の車をスバルの最量販車種にするために、小型化したというイメージを持たれかねないレガシィという名前を継承をしなかったのではなかろうかと。
レヴォーグの値段は出て無いですが、スバルの日本国内での価格付けは面白くて、同じエンジン積んでいる車で見ると、レガシィ>エクシーガ>インプレッサ>フォレスターなんですよね。大きさとは連動していない。だから私はフォレスターを買ったわけですが(笑)。
レヴォーグはレガシィとインプレッサの間、エクシーガと同等の値段付けがされるんじゃないかなと想像していますがどうなることやら。
さて、話を戻します。
そもそも、なんで今時流行らない?1.6リットルターボなんていう、私の世代の思い出を直撃するようなエンジンを作ったんでしょうか?
86同様懐古趣味を狙っている?スポーツカーじゃなくて量販を狙っているんだろうからそんなことはないでしょう。コストを削減?だったらわざわざ新しいエンジン作る方がよっぽど大変なんじゃないかなぁ。
私は、この1.6リットルエンジンはハイブリッド車への布石だと思っています。
XVのハイブリッドもとても興味深く乗ってみたいわけですが、ハイブリッドの割には燃費がよろしくなかったりします。その理由の一つは他のメーカーの量販クラスが積んでいるより大き目の2リットルエンジンにあるのかもしれません。
今はターボを積んでいますが、ターボ代わりにモーターを積んだ(異論はあるでしょうが、モーターって一種の加給器みたいなもんだと思っています。捨てるエネルギーを回収して力を得る、ターボやスーパーチャージャーだと余ったタイミングにしか使えない力をバッテリーに溜めておけるところが違うと。)車が、数年以内にでてくるのではなかろうかと妄想しています。
もちろん妄想でしかなく、スバル独自の水平対抗エンジンと四輪駆動をベースとしたハイブリッドプラットフォームそのものに問題?があって燃費が稼げていない可能性もあるんですけれどね。
今の車が壊れるまでは手放すつもりはありませんし、冷静に考えればもっと小さな車の方が使い方にあっているんですけれど……
こういうの見るとやっぱり欲しくなっちゃいます。物欲はたやすくはなくならない。