超ひも理論がウケる理由

この記事を書くに当たりこれだけははっきりさせておきます。
恥ずかしげもなく間違えたことを書きます。間違えた前提の上に間違えを塗り重ねます。



雑学の一つとして量子論には興味があります。宇宙や物質の根源っていう話にはなんとなくロマンがあるじゃないですか。
本を読むといろいろな説があります。中には実験で確かめられた説もあるし、数学的に完璧という理論もあるらしいし、しかしまだ人類はすべての根源には到達しておらずにもしかすると現時点で完璧なものもさらに完璧なものの近似値であるという結論が出る可能性だってあるらしいです。ニュートンの業績がそうだったように。
その中で、一番とっつきやすいのが超ひも理論なんですよね。


本物の超ひも理論は数学的に非常に難しいらしいのですがなぜかとっつきやすい。その理由はこれにつきると思う。


粒子であり波でもあるというわけのわからない理屈がなんとなくビジュアルで理解できる。


いやこれ絶対違うと思うんですがね。物質の根源がひもだとするとすんなり頭に入っていくんですよ。こまったことに。
両脇を固定したひもを揺らすと波ができます。その波長は両脇を固定している限りは飛び飛びの値をとるはずです。そして、波の数が多ければエネルギーが大きくて波の数が少なければ少ないっていうのも雰囲気で理解できます。
本を読むと10次元やら26次元やら理解しがたい話も出てきますが、それもなんとなく理解できます。根源的なひもがどういうものかを記述するにあたりパラメータが10個なり26個なり必要ってことなのかなって。現実世界にたとえるのは難しいですが、自分がやってるシステム開発の仕事だとある項目の値を決めるのにいくつかのパラメータが必要になるってことはわりとよくあることなのでそれとおんなじことなのかなって。
ドラクエでいうとXという村に行ってAという人から話を聞いたか聞いてないかとか、Yという洞窟でBというアイテムをゲットしたかしないかとかそういう要素がいくつも絡み合ってそのときの状態が決まるみたいな感じです。
本当になんとなくだけど理解できたような気になるからもしかしてこれが根源的な理論?とか思ってしまうのが罠なんでしょうね。


実際の理論はこんな軽く言葉で説明できるようなものではないはずなのですが、なんとなくわかった気になってみて、そこからまた深く説明している本を読んでみたりするのもおもしろいのかなと思いつつ、高校で数学物理についていけなくなった俺にはやっぱりちょいと無理な話だなとさみしくもなります。