「なんでエクセルじゃなくてデータベース使うんですか?」と聞かれたときにどう答えるか

エクセル便利です。本当は表計算ソフトが便利なんだけどエクセルが一般名詞みたいになってしまっています。
関数入れまくったりマクロ組んだりするとかなりのことができちゃいます。
データベースは俺の環境だと大概オラクルですが一般名詞までにはなっていないんじゃないかな?


俺はずっとデータベースを使ったシステムを作っています。システムの仕事についた初心者にデータベースの概念を説明するのにエクセルのシートがそれぞれ関連しているようなもんだと教えてみたりします。ってことは逆にエクセルでシステム作ることだってできるじゃないかと思ってしまうんじゃないかなと思いながらもそう言っていますし、前記のように実際できちゃったりします。
そもそもそれってデータベースの説明にもなっていないって言う話は置いておいたとしても突っ込みどころ満載の説明だなぁと思いながらも他にわかりやすい説明も思いつきませんでした。
というような話も昨日もしたんですが、そこでひらめきました!
もっと簡単かつわかりやすい説明があった!!




少なくとも日本でシステムを作る人たちの間では現代のエクセルに代表される表計算ソフトよりもデータベースの方が普及が早かったんです。
普及が早いから津々浦々に行き渡り使う人も多かったんです。




なんてことを思いましてね。


昔でいうと使ったことはないけどVisiCalc、実際にちょろっと使ってたLotas123にマルチプランとありましたが当時は本当に表計算ソフトで表計算していました。当時主流だったワープロ一太郎の表機能が充実していたってこともあります。
しかし、俺は仕様書は手書きがデフォの時代からすでにRDBMSを使っていました。メインフレームDB2です。
当時のRDBはまだ遅くて遅くてどうにもなりませんでしたが検索のしやすさから情報系のアプリケーションには使われていました。主流はえっとなんだっけ?ツリー構造のやつ。製品名でいうとIMS/DBなんだけど。もう思い出せない。ってやつでそれはそれで今思えばデータベースをデータベースとして定義するとしたらすごくよいものだったと思います。
RDBの大元には非常に難しそうな数学理論があったはずですが、それ以上に直感的なわかりやすさが勝っていました。この業界、わかりやすくて使い方が簡単なものがはやるんですよね。
それはともかく、システム開発なお仕事の世界では表計算ソフトよりもデータベースの方が普及が早かったです。


正規化とかスケーラビリティとかそういう難しい話もありますけど、システムの世界では表計算より先にデータベースを使っていたんだよっていう説明はそれはそれでありかなと思いました。