2016/10/15つくばエクスプレスダイヤ改正でますます異形さを増す大ターミナル北千住

再来週ですね。つくばエクスプレスがまたダイヤ改正をします。
守谷の待避設備はまだ完成していないようで緩急接続パターンが変わるようなことはないみたいですが沿線の開発が順調に進んでいることもありまた増発やパターン見直しを行うようです。


今回の改正で利用者にとって大きいのはラッシュ時の変更だと思いますが、趣味的に、そして利便性的にも大きいのが北千住折り返しの設定でしょう。




TXの北千住駅は島式1面2線でどうやって折り返しをするのかと思う人がいるかもしれませんが、青井方に渡り線があるので過密ダイヤの時間帯だと難しいでしょうが設備上は別に難しいことではありません。非常時に都心地下区間の運転ができない場合でも北千住までは運転できるようにしているのでしょう。
その設備を有効に使い、終電の前に八潮行きの各駅を走らせます。所要時間たったの8分。それでも終電前というタイミング、しかも北千住始発なので狙って使う利用者もいるかもしれません。


そして趣味的にもおもしろいです。


北千住は日比谷線の終着駅で東武線にも両側からの折り返し設備もあり、そこを始発終着とする列車が多数設定されています。
しかし、常磐線千代田線系統は通過駅で、そこを始発終着とする列車は一日1本しか設定されていません。
常磐緩行千代田線の最終松戸行きと始発の北千住行きです。想像ですがJR(旧国鉄)の始発終電基準と東京メトロ(旧営団)の始発終電基準が違うことによる扱いだと思います。
上野発の最終快速松戸行きに乗ると北千住で緩行に接続してJR駅である綾瀬亀有金町まで到達できます。それによって松戸の方が都内3駅よりも遅くまで都心にいられるという状態を解消しています。始発はあまり縁がないのですが同じような事情があるのでしょう。
今回、TXにも終電として上り北千住行き、終電前の救済列車としての下り八潮行きが1本だけ設定されます。
大きなターミナル駅で2路線に始発終着列車が1日1本(始発終着両方カウントで2本)だけ設定される駅というのは珍しいのではないでしょうか?