空港アクセスと通勤ラッシュ

今週Yahoo!のニュースで見かけましたが別に関空南海だけの問題ではありませんね。




一時期毎週飛行機通勤をしていましたが、通勤ということはどうしても通勤ラッシュには引っかかってしまう時間帯に大きなキャリーバッグを持って移動せざるを得ないので苦労をしました。
周りの人に迷惑をかけないという観点はもちろんありますが、かつて毎日訓練されていた常磐千代田線民としてはそれ以上に「自分の身を守る」ということが重要になります。
前にも書きましたが、できるだけ階段移動は避けるルートをとるとか、車いすスペースを狙うとか、自助努力でもできることはたくさんあります。
日暮里から浜松町までは京浜東北線には乗らずに山手線に乗るというのも一つの工夫です。


一般客に空港客が混じるという構成で一番ひどかったのはいわずもがなの震災直後の京成線でしたがそれはもう超例外的な話です。死ぬかと思いましたけどね。
一般客と空港客がちょうどいい具合の比率で混じっている時にどうなるのかっていうのが問題だと思います。
朝の東京モノレールはそんな感じですが、本数が多いので空港客は1本2本待って乗車するというのがデフォになっているのであまり混乱はしていませんでした。
私が経験した中で一番ひどかったのは札幌新千歳間の快速、それも旭川始発の特急化け快速ですね。


特急化けなので車両は当然特急仕様。座席はクロスシートです。そしてさらに編成が短い。通常は有料のUシート込みで6両だったのが特急仕様で5両、うち1両はUシート扱いのグリーン車。前後の運転間隔は15分です。
私の場合は札幌駅からではなく途中の新札幌駅からだったので乗れるかどうかが問題でした。通勤客と空港客がいい具合に混ざり合ってカオスになっていました。15分に1分なので乗り遅れると飛行機にも乗り遅れるという危険もあり、そもそもビジネス用途なので余裕を持った行動をとれない状況のこともあり殺気立っていました。
ダイヤ改正でこの運用は無くなったらしいですがその裏にはそういう背景があるんだろうなと思います。


私は結局途中から帰りはバスに切り替えました。職場から15分くらい歩くとバス停があることを教えてもらいました。普通のバス停なので待っている間は切ないですが乗れば後は快適でした。値段も変わらなかったし。電車同様15分に1本走っていてなのに比較的空いていました。ってことは採算に問題があって今は縮小されているかもしれませんが。
空港から自宅への帰りも北千住行きのバスで都心をスキップすることで通勤ラッシュを回避しました。北千住からでも十分混んではいますが生命の危険を感じるレベルにはならないので安心して乗れます。そっちはかなり高くて贅沢しているなという感じはありましたけれどね。


1回2回乗っただけじゃ決してこういうことはわからなかったんだろうなと思います。観光客には当然わからない感覚でしょう。普段使いをするチャンスがあったのでそういうことを肌で感じることができました。