絶滅寸前で魅力的な一般駅

「駅」という言葉からはどういう場所を連想するでしょうか?
私の場合は人々がいきかい活気がある場所をイメージします。列車に乗る人がいて降りる人がいて、そういう人たちを狙って商売をする人たちもいて……。
小さい頃を東京都内で過ごした私にはそういうイメージがあります。
しかし、分類によるとそういう私がイメージする駅は「一般」ではありません。一般駅とは、旅客と貨物の両方を扱う駅のことです。




鉄道貨物が直行コンテナ方式になってからは貨物を扱う駅と旅客を扱う駅はほぼ完全に分離しました。物心ついてからもたとえば新宿には貨物を扱う設備があったし、記憶にはほとんど残っていませんが私鉄でも東武鉄道伊勢崎線系統なんかはかなり後になるまで貨物を扱っていました。
しかし今では貨物は比較的周りが開発されていない貨物駅で扱うのが普通になっています。貨物駅が先にできて旅客扱いをするというタイプの一般駅はまたちょっと違うので、その街の中心部にあったり代表駅だったりするところが少ないってことです。
そんな中でも未だに「一般駅」として機能している駅のうち、印象的な駅を空から見てみます。


県都ではありませんが拠点駅です。


東海道線にもまだ残ってるんだなぁとしみじみしました。


旅客より貨物メインという雰囲気がある三重県最大都市のJRとしての代表駅です。近鉄四日市が主要駅なんだろうなぁと。


県都です。ここも中心街は伊予鉄の方にあるみたいな事情がありそうですが高架にして貨物ターミナル駅を作るらしいですね。


東京通勤圏でありながら生き残っています。日立関連企業の需要があるのかもしれないです。大震災以降、バイパス機能を失った常磐線ですが、貨物列車はまだ元気です。




調べてみたら貨物扱いが終わってたり終わることが決まってたりしてる駅がかなりありました。記憶だけで書いたので挙げた中にも今はもう…というところがあるかもしれないです。
コンテナでの輸送になってから旅客駅と貨物駅では求められる機能が全く違うものになったという面があるのかなと思ったりしています。