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本文中に記載の内容はすべて個人情報保護法を考慮していません。また、企
業秘密にあたる部分について、意図的に嘘を記述している可能性もあります。
また、ここで紹介する内容は実際に試していない物も含まれます。当ブログ
を参考にして業務運用を行っていかなる結果になっても筆者は責任を負いか
ねます。
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ぶっちゃけいうと、先週何書いたかあんま覚えて無くて読み返しました。
そうですか。数字の話をしていましたか。びっくりです(笑)
朦朧としていてもあの数字は正しいあたりがいかに体にしみこんでいるかを
示しています。


再度書くと
メンテナンスをしない場合のエラーメール発生率:10%程度
メンテナンスをした場合のエラーメール発生率 : 3%以下


この数字は経験だけはない数字です。詳細はお話しできないですが。。。


先週この話をしてしまったので、エラーメールのメンテナンス方法を今日の
話題にします。


メールのエラーはインターネットを使っている人は何度か経験があると思い
ます。Returnd Mail とか いうSubjectのメールです。
このSubjectはやっかいなことにメールサーバーの設定によって異なります。
同じ状況を示しているメールが、相手のサーバーによって、違うSubject、
違う内容で届きます。


多くの場合、Subject内に
User Unknown とか Host Unknown とか状況を示す言葉が書いてあります。
Niftyのエラーメールは伝統的になぜか Unknown User となっています
他にも、単にReturnd Mailとか Mail Delivery error とかいろいろな
Subjectが来ます。


で、Subjectだけ見てメンテナンスできるのか?
答え:もちろんできません。
メールを1件1件見なければなりません。


Subjectにはメールエラーの状況だけが書いてあります。どのアドレスに送
ってエラーになったのかは内容を見ないとわかりません。
Subject がメールサーバーによってまちまちだという話をしましたが、メー
ル本文はSubject異常にばらばらです。


当初私はメール本文をメーラーで見てエラーになったアドレスをひろってっ
たんですがこの作業はやってられません。つらい上に終わりがないんです。
で、どうやるかというと、メール本文を一括して暗号化されないテキストフ
ァイルとして保存するメーラーを選択し、メールボックスファイルをコピー
してエディタのマクロを使って抽出します。


なので、その作業をするときに会社標準のメールソフトは使えない可能性が
あります。


これだけ書くと手間はかかるけど簡単そうだなぁと思うでしょうが、実はエ
ラーメールを選別する作業が大変なんです。
この方法を使うには、エラーメールをあるフォルダにまとめて保存する必要
があるんですが、Subjectで拾うと漏れとかがあるんです。


確実にエラーとして処理して良いのは User Unknown 系です。最近の状況で
は Host Unknown も中身見ないで処理していいかも。
余談ですが、私が配信を始めた頃、今では信じられないことですが、盆暮れ
正月にメールサーバーを止める会社が多かったんですよ。
サーバーが落ちてると Host Unknown で戻ってくることがあるんですね。
である企業のメールアドレスを一斉に無効化したら、休み明けに「メールが
届きません」という問い合わせが来てびっくりってことがありました。
User Unknown も本当に安心して止めていいかというとそういうわけではあ
りません。メール配信先アドレスから別のアドレスに転送していて、転送先
が無くなっていた場合、あたかも生きているメール配信先でエラーが起きて
いるかのようなメッセージが来ることがあります。
この場合も「メール来ないんですけど」って言われることがあります。


その他、メールがループしている場合どうするかとか、日本語Subjectの困
ったメッセージを返してくれるメールサーバーとか、Notesなど、社内用ア
ドレスに展開した後のアドレスしか送ってくれないけちなメールサーバーと
か、どのアドレスに送ったメールがエラーになっているのか教えてくれない
意地悪なメールサーバーとか・・・
ほんと、いろいろあります。疲れました・・・


まっ、ここまで書いて思い出したんですが、この作業をするときに、BCC
配信していると困るんですよ。
BCCのアドレスはエラーメールにも表示されないことが多いです。どこに送
ってエラーになったのかわからんのですよ。


メールニュースにしてもメールマガジンにしても、エラーメールをどうする
かっていう問題は試行錯誤の連続です。手間を惜しんで放置していると、自
社のメールサーバーがパンクしちゃって情報システムに怒鳴り込まれたりす
る。きっちり仕事をしようとすると、毎日残業残業、そのうち心が壊れてし
まう。で送信業務も兼任してたりすると送信でしくじってお客様からの返信
激増、さらに残業残業・・・


この仕事は実際にまとまった数のメール配信をやったことない人には実感わ
かないかもしれないですね。お客様からの問い合わせに答えるってのは想定
の範囲内だけど、届かなかったメールをどうするかっていう話だから。
実際私もやってみるまではこんな仕事があるとは思ってなかったし、先週も
なんか書いていたみたいだけど、エラーはいずれ0件になると思ってました
から。
メール配信の中の人の苦労の一端でした。

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なんかとっても大事なことを書いていないような気もするけど、たぶん来週
はいよいよ問い合わせ対応!
中の人は何を考えているのか。それが明らかになる。
そして俺はどこまで書いて良い物か(笑