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本文中に記載の内容はすべて個人情報保護法を考慮していません。また、企
業秘密にあたる部分について、意図的に嘘を記述している可能性もあります。
また、ここで紹介する内容は実際に試していない物も含まれます。当ブログ
を参考にして業務運用を行っていかなる結果になっても筆者は責任を負いか
ねます。
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今まで実際に私がやってきた仕事のことを書いてきました。上にもあるように意図的に嘘を書いていることもあります。まっ、話半分で見てください。
最後のまとめとして、マネジメント系の話をします。
個人情報の流出の犯人が実際の現場の人って言うのはよくある話です。が、ほとんどの現場の人はそんなことしません。なぜかというと簡単な話。ペイしないからです。一生を棒に振ってもいいような大金が転がり込むのならともかく、地道に働いていた方がまだましな金額しか手に入れられません。
個人情報がらみの仕事ってどうしても個人にノウハウが溜まりがちになります。だから交代が難しいです。そんなに高い給料じゃなくても一年働けば数百万は手に入ります。もし悪い気を起こしそうになったらそう考えてください。例えは悪いけど銀行強盗の方がよほど効率いいですよ。
ではなぜ事件は起こるのか。
今まで別の仕事してた人が個人情報のメンテナンスやらされることになったらへこみます。「あっ、俺ははずされたな」と思います。俺はフリーという立場だったんで目先のお金が大事だったから別に気にしなかったけどサラリーマンならそう思うのが普通です。
そんな気持ちが犯罪に走らせるのでは無かろうかと思ってます。
でも、実はそんなことないです。個人情報をはじめとする経営の基礎情報のメンテナンスというのは非常に重要な仕事です。そのデータを分析することによって経営の舵取りを刷るわけだから。うまく使えば会社はのびる、下手に使えば落ちる、ぶっ壊れたデータを頼りにすればいい結果はうまれないです。
経営者の方はそこはわかっているはずです。ある程度の人なら生データの恐ろしさを知っているはずです。間違えたデータを元に議論することの危険さを。だから大変重要な仕事なんです。
誰にでも出来る仕事という人も多いです。でも実際にやっている人、経験した人が本気でそういうことを言っているのは聞いたことがありません。自分自身やる前は簡単な仕事だと思ってました。でも全然そんなこと無いです。なにをやっても新しい発見の連続。仕事としても面白かったですよ。
別にこの仕事に限った話ではないけど、どんな仕事でもやっている人には敬意を払うべきです。私はそれができないひとのことはその人はたいした仕事をしていないんだなと評価することにしています。自分の仕事は特別なんだ。人より高度なんだ。なんてことは思っちゃいけないですよ。その人達がいるから自分も生きていけるんだから。
個人情報に限った話をすると、万一漏洩事件が起こった場合、その主な責任はマネジメントをする側にあると思ってます。マネジメントする側が適切な動機付け、ケア、待遇を用意していないからです。他の仕事より一段低く見てるんじゃないかな??そんなことは全然無いのに。
かくいう私も昔はそうでしたね。システム屋だったからデータ入力とかものすごく軽く見てた。なのに自分でやってみると意外と難しい。システム組むよりよっぽど創意工夫の余地がある。非常にいい経験をしましたよ。今まさに役立っています。
個人情報と向き合って約7年。その間いろいろなことがありました。書けないようなことも・・・もしまたその仕事をする時がきたとして、その7年間の経験が役に立つか。答えはYesでありNoでもあります。
誰もが捕まるところを回避できるかもしれないです。でも、基本的に情報をどう使うかってケースバイケースなんですよ。だからおかれた環境によってデータ整備の方向性も違うはず。その時にはまたいろいろ試行錯誤しながらああでもないこうでもないと首をひねって頑張ることになるんでしょうね。正直つらいからもうやりたくないけど。
しまらない話になりましたが、これで「個人情報と向き合うということ」は一応最終回にします。
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