日本の玄関は千葉の奥

早朝から成田までひとっ走りしてきました。
普段は県道やら旧道やらのいわゆる「けもの道」(この表現は一般に通じるのだろうか??)を通るのですが、朝早かったので試しに広い道で行ってみました。
まずは国道6号。出足は順調。しかし…いきなり松戸市内でもう渋滞。何事かと思ったら、根木内交差点のちょっと柏よりで四輪と二輪が衝突、もしかすると正面衝突したくさい。えーっと・・・かなりやばい感じ。
それを越えたら旭町と呼塚はクリアー。船取線と6号線が合流する柴崎交差点近辺ではちょっとつまっていた。どうでもいいけど、県道船橋我孫子線なのに略称は船取線なのはこれいかに??
この時点でもうすっかりやになっていたんですが、初志貫徹で県道170号線青山バイパスに入りました。利根川の土手沿いの快適な道です。快適だったはずでした…
利根川というのは基本的に人工的に作られた川です。布佐と布川ではさまれたところはあえて狭窄に作ってあります。橋を架けるには最適です。当然橋があります。栄橋といいます。ここが混んでいた。
朝の通勤時間帯。4方向ともに車が多かった。茨城から千葉に向かう流れを優先させているようで、堤防上の道路にはそれなりの長さの渋滞が発生していました。大した時間ではないのだけれどストレスが溜まるよ…


木下の街も堤防沿いの迂回路で抜け、国道356号線へ。今日のテーマは新道なので、土手沿いの方の整備された道に向かいます。この道一カ所スピードを落とさせるためにわざと作ったとしか思えないシケインがあるんですよ。イマイチ印象が悪い。
道路開通情報のトップにある若草大橋はがらがらでした。今日見た限りでは栄橋の混雑緩和に全く役に立ってはいなさそうです。茨城県道路公社のサイトによると料金は\200ですか。松戸橋(松戸三郷道路)同様「時間を金で買う」需要には応えられるのでしょうけど…
ドン突きを右に曲がって安食に入り、成田線の踏切を渡ってまた快適な2車線道路。さらに左折し成田線をオーバーパスすると安食バイパス。とても荘は見えないのにこの道をまっすぐ行くと成田空港という不思議な道です。
ここがけっこう混んでた。謎の混み方。


国道295号線に表示が変わって高速沿いをしばらく走ると成田空港です。検問がやたらと念入りでした。どうしたんだろう??と思ってちょっと考えてみた。
今日は9.11じゃん…
そっか…念入りにするのか…
空港は普通に混んでいました。うどん屋で飯食って帰ってきました。


ここからが本題。


帰り道は使い慣れたけもの道を走ることにしました。
まだジャスコもやっていないので成田市内はそれほど渋滞していなかった。しかし土屋の交差点であやうくおかま掘りそうになった。やばかったよ…あの交差点の構造はちょっとまずいぞと。
本当は安食バイパスではなく風情がある旧道を走りたいのですが、バイパスできてから成田からその道への入り方がどうにもわからなくなってしまいました。地図とナビ首っ引きでもみつからなかったのよ。見つけ方が悪いんだろうけど。なので、やむなく県道18号線安食バイパスへ。
この安食バイパスはくせ者です。安食バイパスといいながら、安食の安食たるゆえんの場所はバイパスしていません。松崎をバイパスしているだけです。安食の核心部を迂回するには成田方面からだと看板のない交差点を右折する必要があります。
安食の核心部。それは踏切から安食交差点までです。今日は踏切にひっかかりました。ちょっと得した気分(笑)。周囲の雰囲気から浮いたE231系の車両が5両で我孫子に向かって走っていきました。成田線というのは不思議な路線で、成田を中心にして四方向に開いています。

  • 佐倉方面
  • 松岸(銚子)方面
  • 空港方面
  • 我孫子方面

旅客扱いをする路線がこういう展開をしている路線ってほかにあるのか?ちなみにWikipediaの成田線には

とそれぞれ通称することがあると記載されていますが、私も、成田に住む親戚もこういう呼称はしたことがありません。松戸エリアでは成田に向かう電車は、あくまでも「成田線直通」です。もしかすると総武線エリアの人はこういう言い方をするのかもしれませんね。重要なのは何線かでなくどこに向かう路線かなので、行き先がわかればそれでいいや。だって千代田線馬橋駅ですから(笑)
鉄の話は長くなりがちです。反省。
話を戻して安食の核心部。安食交差点にはかつて謎の看板がありました。
「屋根注意」
屋根は危険です。ほんとに危険。危険なので撤去されました。屋根。ぶつかって壊れてそのまま放置されているのかもしれません。どこにその屋根があったのかは通れば簡単に推測できます。いや、まじで屋根は危険。
その危険な交差点を左折すると国道356号線旧道です。曲がってすぐの長門橋という古めかしい橋は重量制限があります。重い車は橋を崩す危険があるので通れません。通れないはずです。でもどう見ても通ってます。本当にあり(ry
付近の地図(国土地理院 地図閲覧サービス)
ここから新道にぶちあたるまでの道が風情があってよろしい。将監川という川と言うよりも沼というか三日月湖みたいなところに沿って走ります。このエリアはたぶん自宅から今一番近い「村」の本埜村です。
新道に入ってすぐに国道356号線は左に曲がります。俺もこの先県道を走るために左に曲がります。このあたりのガソリンは安かった。謎…成田より国道6号沿いよりも安い。来るたびに新しい店ができて道が良くなっているような気がする。
一時2車線になる木下バイパスを走り、大森の先の交差点で左に曲がり、県道59号線木下街道を市川方面に向かいます。車窓にはのどかな農村風景が広がります。
途中で右に曲がって県道282号線柏印西線。のどかさがさらに深まります。手賀沼干拓地です。田んぼです。県道にトラック止めて刈り入れをしています。トラックを先頭に対向車がとぎれるのを待たなければなりません。そんなのどかな道です。速く走りたい人にはお勧めしませんが、結果的にこの道が速いんです。


手賀沼のほとりを走るこの道、印象的な地名が多いです。なんと読むのかわからない「発作」、たぶんこう読むんだろうなとは思うけど自信がない「若白毛」、由来がありそうな「雉子打」。千葉の利根川沿いのエリアはこんな感じの雰囲気有る地名が多いです。そして難読地名も。
さっき書いた「木下」「安食」も知らないと読めない。さらに「松崎」は読めてしまうけれど実はその読みは違う。と思うと「小林」はひねり無し。「布佐」なんかも以外と読みづらいし、考えてみると「我孫子」も一応難読地名なのか?成田空港のそばの「取香」もよみづらいな。


柏印西線の途中にあるヤマザキショップ。俺の中では国道413号道志みちの「本デイリー」「偽デイリー」に次ぐ重要なヤマザキです。今日走ってみたらコンビニが新しくできていたけれど、この道見つけた頃は沿道唯一の駐車場が広くてちょいよりができる店だった。今日も何となく寄ってしまいました。


この道は本とのどかです。手賀沼干拓地あり、一面の畑有り、両側平地林あり、とてもそれなりに都会にある家から1時間でこれるところとは思えませんね。高原に行った気分になれます。
そんな雰囲気も船取線にぶつかると終わります。船取線との交差点は、千葉の交差点のデフォルトで右折レーンがありません。混雑します。広げようとはしているようで用地買収をしているみたいです。そこから国道16号線までが、旧沼南町の中心街なのかな?ようやく街に出たなという感じがします。
国道16号線を越えると、また一時的に農村風景が現れますがそれはあっという間に終わり県道51号線市川柏線にぶつかります。松戸に行くにはこれを市川方面に曲がる必要があります。この道も右折レーンがない交差点が多くて渋滞する。


ぼーっと走っているといきなり道が細くなって一通になったりします。家はもうすぐです。帰りは約1時間半、広い道を使うよりも1時間くらい時間短縮になるのかぁ。