ヒットの仕掛けその2

【ヒットの“共犯者”に聞く】涼宮ハルヒの場合 II
2006/10/6に触れた日経BP記事の続きです。前回の記事が予想外の人に捕捉されたっぽくてびびりましたけれど、気にせず書きます。


ファンの間では有名だったんでしょうけど、キー局はチバテレビだったんだ。せっかく千葉に住んでいるのにチバテレビが見れない俺って…
今回の記事では、『涼宮ハルヒの憂鬱』がそれほどのヒットを期待されていなかったことが、材料を挙げて説明されています。それがなぜヒットしたかは次回以降のお楽しみと言うことです。
「制作」と「製作」の違いは初めて目にしたのでイメージがつかみ切れていないのですが、角川の場合お金を出す会社とコンテンツ作成を指揮する会社が一緒だということでしょうか?そのことにより意思の疎通が他の会社よりしやすいというメリットがあるという文脈で読みとりました。
アニメ制作側が、原作の作品世界を深く理解していたからアニメも小説もヒットした、なぜ、その作品にとって幸せな状況を作り出すことが可能だったのか。記事の趣旨とは違う話だと思うので、詳しく触れられることはないかもしれません。しかし、その理由の一つとして「角川だったから」というのもあるかもしれません。


蛇足ですが…。こういう記事を読むにあたって難しいのは「どこまで信じるか」というところです。経営とかビジネスってのは、設定後付の物語みたいな物で、うまくいったら勝ちだと思います。ミスが思わぬ成果を生んで勝ちにつながることもある。それを外部に語るときには、ばれない可能性が高いので嘘をつくこともありますから。逆にミスが幸運を呼んだとか面白い話を作ることもあるし。2ちゃんねる心得じゃないけれど「嘘を嘘と(ry」という目を持つことは大事ですよ。