2006/10/14にネギま!との関連性を書いた「沈黙の教室」について

一応このカテゴリでも書いておいた方がいいかな。よそ様から捕捉されたし、注意事項もあるし。
注意:「沈黙の教室」は、推理小説が好きな方にはおすすめできますが、多くのネギま!ファンには受け入れられないと思います。最初の1ページを書店で見て「なるほど。こんなのを昔書いていた人がいたのね。」と思うだけにする方が幸せかもしれません。*1 *2


2006/10/14の記事で、ネギま!初期設定のネタ元かもしれない「沈黙の教室」という小説について取り上げました。ファンの間では有名な話かもしれないと思いつつ、あえて検索などせずに書いてみたのですが、Googleで調べたところ関連性を記述するサイトは見あたらず。探し方が悪いだけかもしれないけれど、おれ発見しちゃった??(笑)。まぁ、公開の場に書かないだけで、ネギま!連載開始時に「おやっ!?」と思った人は多かったでしょうけどね。
めぞん一刻」の名前の付け方が「死にかた」から着想を得たという話はWikipediaにも乗っているくらい有名な話。高橋留美子ファンと筒井康隆ファンの層がかぶっているからというのが大きいと思います。両方読む人は一発で気がつく。それに対し、赤松健ファンと「沈黙の教室」の作者、折原一ファンの層はまるでかぶっていないのかもしれません。こちらも両方読む人は一発で気づくはず。


当たり前ですが、これに気づいたことで「魔法先生ネギま!」を「パクリだ!」などと言うつもりはないし、言うことはできません。女子校という設定にして全員女の子にしたり、そこでラブコメチックな展開にしたり、全員に活躍の場を与えたりなんていうのはネギま!のオリジナルです。もちろん魔法も(笑)。推理小説に魔法を持ち込むと普通破綻しますから(笑)。それを破綻させない栗本薫氏はすごい。
おっと脱線。
ヒントを得たということ自体、ソースが俺の脳内という怪しい話ではあります。でも、それが仮に事実だとしても、あくまでも「着想を得た」という話であって、「パクった」という話にはなり得ません。


このサイトを見ていて、まわりにも「ネギま!」ファンがいる人は、友達に「知ってる?ネギま!って実は推理小説が元になってるんだよ」と言ってみてください。「へー」って言ってもらえるかも。なお、無視されたりガセビア認定されたときの責任は負いかねます(笑)。

沈黙の教室 (ハヤカワ文庫JA)

沈黙の教室 (ハヤカワ文庫JA)


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*1:好きな人にとってはたまらなく面白い小説です。でも、人間の、特に子供の残酷さが前面に出ている物語です。もしかすると中・高生の中には読んでしまってショックを受ける人もいるかもしれません。年齢制限がある小説ではなく、俺が子供の頃だったら平気で読んでいたと思うので、読むなとは言いません。人間の黒い部分についての記述を見ると気分が悪くなる人、小説での性の描写を極端に嫌う人、読後感が心地よい話を望んでいる人は読まない方がいいと思います。

*2:まだ言葉足らずだな。沈黙の教室もネギま!も俺は両方好きです。両方すばらしい作品だと思います。ただ、今まで小説を読む習慣がなかった人が最初に読む推理小説として「沈黙の教室」を選択すると厳しいと思います。長いし混乱しがちな筋立てです。ネギま!との共通点を見たいのなら冒頭部分だけで95%は満たされます。のこりの5%は秘密。ヒントはえっと、誰だっけ。そうそう「相坂さよ」。推理小説好きが激怒しそうな事書いているなぁ(笑)。