マスメディアの力

毎日新聞連載「ネット君臨」で考える取材の可視化問題
メディアは力を失いたくないんですよね。「既得権益」だと思っているから。実際はまだ力を持っているのに、なくなりつつあると危機感を抱いている。それで自分の力を脅かす物を攻撃しようとしている。それが正解かどうかは将来の歴史家が判断することでしょう。日本におけるテレビというメディアに対しての映画業界の対応と同じような結果が生まれるのかどうか。
引用の引用になってしまいますが、

ところがいきなり、ネット社会の怖さを感じることになる。相手が取材された内容を、直後にブログの日記やネットの掲示板に書き込む。新聞記者のかつての取材は1対1の関係だった。それが大きく変わり、記者個人の名前や取材の仕方が不特定多数の人々にさらされる。メディアもそういう時代を迎えたことを思い知らされた。記者は名刺を出すことさえ、ためらうこともある。

この感覚は、一般人が新聞記者に対する物と同じです。そのことに気づいた上であえて書いていると思うのですけれど…。むしろ思いたいと言った方がいいかな?
記者を個人的に信用していても、その背後にあるメディアの力を考えると名刺を渡すことを躊躇しますよね。誰だって。何が書かれるかわからないんですから。


最後の「がんだるふ氏」の言葉が面白かった。まぁそういうことなんですよ。我々趣味でごちゃごちゃ書いてネットに公開している人間には負っているリスクが少ないです。昨日独り言で書いたような話になります。名のある人、看板背負った人だったら絶対書けない、あるいは相当の勇気がないと書けないような事を気軽に書けるのはそれが大きいですね。その分影響力は少ないですけれど。


いちいちリンク貼るのはめんどいので、こいつ今さら何言っているんだと思った人は「メディア・ネット・blog」のタグ付けた記事を適当に見て下さい。